台風、記録的大雨もたらす

神門９８５ミリ、諸塚８０４ミリ、椎葉６２４ミリ、日之影５９７ミリ

◆１５〜１９日、気象台まとめ

　県地方気象台は、台風１４号による９月１５日から１９日にかけての気象状況まとめを発表した。県内は１５〜１９日に雨が降り続き、１８日昼前から１９日未明にかけて局地的に猛烈な雨が降った。１時間降水量は椎葉で５７・５ミリ、６時間降水量は北方で２１４ミリの雨を観測し、統計開始からの９月の最大値を更新した。

　３時間降水量は椎葉で１４９・５ミリ、日之影１３１ミリ。

　６時間降水量は椎葉で２５３ミリ、日之影２２８ミリ。１２時間降水量は椎葉で４２８ミリ、日之影４１３ミリ、北方３４７・５ミリ、高千穂３１２ミリ。

　２４時間降水量は椎葉で５４６・５ミリ、日之影５１５ミリ。

　４８時間降水量は椎葉で６２１・５ミリ、日之影５５３・５ミリ。

　７２時間降水量は椎葉で６２７ミリ、日之影５６３・５ミリの大雨となり、いずれも統計開始からの最大値を更新した。

　１８日は２４市町村に土砂災害警戒情報を発表、大雨特別（土砂災害）の発表は１５市町村に及んだ。

　アメダス（地域気象観測システム）によると１５〜１９日の総降水量は神門９８５ミリ、諸塚８０４ミリ、椎葉６２４ミリ、日之影５９７ミリ、鞍岡５８４ミリ、北方５１５・５ミリ、高千穂３８８ミリ、延岡３２４ミリ、日向２８３・５ミリ、古江２０２・５ミリを観測した。

　期間中の最大風速は古江１８・５メートル（１９日午前０時５７分）、延岡１３・８メートル（１８日午後１時３６分）、高千穂１２・６メートル（同日午後１０時１５分）、日向１１・９メートル（同日午後１０時２４分）、鞍岡９・７メートル（同日午後９時５３分）、神門７・５メートル（同日午後６時１５分）。最大瞬間風速（各地点とも１８日に極値を更新）は古江３２・８メートル（午後２時４４分）、延岡３０・３メートル（同９時１８分）、高千穂２９・８メートル（同１０時３８分）、鞍岡２８メートル（同９時１９分）、日向２７・４メートル（同８時１４分）、神門２４・６メートル（午前８時５４分）だった。