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笑顔と活気あふれる−日向十五夜祭

本紙掲載日:2022-10-10
1面
3年ぶりの日向十五夜祭。フィナーレを飾った総踊り

規模縮小し

 約800年の歴史を持ち、収穫への感謝と豊作を祈願する日向三大祭りの一つ「日向十五夜祭」が8日、JR日向市駅前あくがれ広場周辺で3年ぶりに開かれた。

 今年は規模を縮小し、1日のみ、会場も市駅周辺で開催した。八幡神社の神輿(みこし)巡行、多彩なステージイベント、華やかな舞踊隊による踊りや創作ダンス、フィナーレの日向十五夜音頭総踊りなどがあり、会場は笑顔と活気にあふれた。主催は日向十五夜祭奉賛会(石田匡明会長)。

 祭りは出陣式で幕開け。石田会長が「コロナ禍で忘れかけている祭りを思い出してもらおうと開催を決めた。感染症対策を徹底し、時間の許す限り祭りを楽しんでほしい」とあいさつ後、厄年の男衆による威勢の良い八幡神社の神輿(みこし)が巡行に出発した。

 恒例の舞踊隊は、市舞踊連盟、日向商工会議所、金融機関のほか、今年初めて結成した奉賛会舞踊隊など100人を超える踊り手が参加し、祭りに花を添えた。

 こもれびステージなどでは、慶誠高校(熊本市)や大王谷学園中等部、富島中学校の吹奏楽部による演奏、富高小学校の「てんてこてん」のひょっとこ踊り、天地鼓響、日向十五夜太鼓の和太鼓披露などがあり、多彩なイベントで盛り上げた。

 その他、ゲームコーナー「こども広場」、フリーマーケットのほか、キッチンカー、出店などが並び、会場周辺は多くの家族連れなどで終日にぎわった。

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