宮崎県勢、史上初４大会連続の最高賞
本紙掲載日：2022-10-11
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２区分で優等賞首席獲得−全共鹿児島大会
全国和牛能力共進会（全共）鹿児島大会は１０日、閉幕した。チームみやざきは新設された肉牛の部７区で内閣総理大臣賞を受賞した。４大会連続で最高賞を獲得したのは史上初。肉牛の部では２年連続の最高賞を飾った。優等首席を２〜８区と特別区のうち、二つの区で獲得。いずれも県北の出品者が絡み、県北勢の貢献が光った。
鹿児島大会には、過去最多となる４１道府県から４３８頭が出場。本県は２〜８区と特別区に２２頭を出品し、２区分で優等首席、５区分で優等２席、１区分で優等３席、２区分で優等６席に輝いた。
１０日に鹿児島県霧島市の種牛の部会場で行われた閉会式には、出品者含め約２５００人が出席。７区に出品した高千穂町の佐藤孝輔さん（４１）らが、岸田文雄首相から賞状を受け取った。
４大会連続の最高賞を獲得したチームみやざきに対し、河野知事は「今後５年間、引き続き日本一を名乗ることができる強みを生かし、全国の和牛生産をリードし、世界に向けた宮崎牛のさらなる飛躍を推進するとともに、本県の農畜産業、ひいては県内経済全体の活性化につながるよう努めたい」とコメントした。
全共は和牛の能力と斉一性の向上を目指して５年に１度開かれ、和牛のオリンピックと呼ばれる。第１２回鹿児島大会には過去最多となる４１道府県から４３８頭が出場。種牛の部の内閣総理大臣賞は、本県のライバル鹿児島県が４区で受賞した。次回の全共は２０２７年、北海道で開催される。
１０日は特別賞も発表された。賞名と県北の受賞者、出品牛は次の通り。敬称略。
【体積・均称賞】林秋廣（高千穂町）こうみほ
【背腰賞】藤原和昭（同）はる２▽井植計二（日之影町）たかひめ９の９▽佐藤悟（高千穂町）第８いちこの２８
【斉一性賞】興梠大志（五ケ瀬町）ひむか２▽馬��太志（高千穂町）こころ▽田辺貴紀（同）たけまん▽興梠友成（同）さくら２
【脂肪の質の斉一賞】佐藤孝輔（同）尚栄