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未来の子どもたちのために

本紙掲載日:2022-10-12
2面

1期生21人が卒業−小田原短期大延岡スクール

 幼稚園教諭や保育士を養成する小田原短期大学保育学科通信教育課程の延岡スクール初めての卒業式・学位記授与式が9日、延岡市本小路のカルチャープラザのべおかハーモニーホールであり、2020年の開校と同時に入学した第1期生21人が晴れの日を迎えた。

 式では、卒業生を代表して荒武真理さん(39)が登壇し、学位記を受け取り一礼。同校の吉田眞理学長はビデオメッセージで「〃小田短〃育ちの保育者として、地域の支え、子どもたちの目標となってほしい。皆さんにとってこれからの日々が、自信とやりがいに満ちたものになることを心から祈っている」と激励した。

 読谷山洋司市長らの来賓祝辞、祝電披露に続き、卒業生の森本響子さん(48)が謝辞。入学当時の通信教育への戸惑いや、2年生の時に行った幼稚園実習の喜びなどを振り返り、「この2年間で学んだことを、これからの未来を拓(ひら)く子どもたちのために生かしていく」と力を込めた。

 同スクールは、不足する幼稚園教諭や保育士の養成、確保を目的に延岡市と同短期大学を運営する学校法人三幸学園(神奈川県小田原市)が協定を結び、20年10月、延岡市栄町に開校した。第1期生はこども教育コース2人と、こども保育コース19人の計21人。うち18人が、幼稚園教諭二種免許状授与要件充足者となった。

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