３年ぶり、日向地区推進大会

全国地域安全運動−みんなでつくろう安心の街

　全国地域安全運動に伴う日向地区推進大会が１５日、日向市文化交流センターで３年ぶりに開かれた。日向地区防犯協会の会員や民生児童委員ら約４５０人が出席し、「みんなでつくろう安心の街」のスローガンの下、安全安心に暮らせる地域社会の実現を誓った。主宰は日向地区防犯協会、同地区交通安全協会、同地区事業所等暴力団追放協議会、同地区安全運転管理者等協議会、日向警察署。

　式典で十屋幸平市長は、「地域安全活動への住民一人一人の関心が高まり、関係機関と相互連携しながら地域一帯となった犯罪などの防止に向けた取り組みが一層広がっていくことを願っている」とあいさつ。

　同交通安全協会の森腰英信副会長は、会員の日頃の活動に触れ「地道で継続した活動こそ意味のあることだと思う。今後もわれわれと共にご活躍いただきたい」と述べた。

　日向警察署の梅原守署長は、今年の管内の刑法犯認知件数について９月末現在で１７４件（昨年同期比１４件減）であることを紹介。交通死亡事故は発生していないが、高齢者が関わる事故が起きていることなどを伝え、「犯罪を減らし、交通事故を防止して地域の安全を確保するためには地域の連帯が不可欠。今後もそれぞれの地域、職域で地域安全に取り組んでいただくようお願いしたい」と呼び掛けた。

　大会では、地域の安全安心に努めた防犯功労者と交通安全功労者の表彰があり、十屋市長や梅原署長らが出席した受賞者に表彰状を手渡した。

　また、富島高校野球部の高橋正道さん、海野直大さん（ともに３年）による大会宣言朗読、県警音楽隊によるステージ、お楽しみ抽選会もあった。

　表彰者は本紙へ。