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浩栄水産の新船完成

本紙掲載日:2022-10-20
1面

餅まきなどで祝う−北浦町直海港

 延岡市北浦町直海の浩栄水産(宇戸田実也代表)が新造した漁船「第八十八浩栄丸」が完成し、10日、直海港で竣工(しゅんこう)式が行われた。地区内外から訪れた人たちが祝福した。

 完成した船は、主に日向灘を漁場とする全長約26メートル、約19トンの巻き網漁船。最新の魚群探知機などを装備し、アジやサバなどの水揚げ量向上が期待されている。

 オープニングでは、愛知県から招かれたカバーアーチスト・Takuya・Nagabuchi(タクヤナガブチ)さんが、長渕剛の名曲の数々を熱唱。客席との掛け合いやアンコールもあり、大きな拍手と歓声に包まれた。約1時間のステージでお祝いムードが盛り上がると、餅まきがスタート。

 並んで接岸した新造船と既存の第六十八浩栄丸に関係者が乗り込み、掛け声を上げながら、岸に向かって次々と餅をまいた。約700キロ用意したという紅白の餅や大判の祝い餅が宙を舞うと、大人も子どもも笑顔で拾い集めていた。

 真新しい大漁旗がはためく新造船に、宇戸田代表(42)は「従来の船よりも装備にかなり力を入れています。今まで以上の豊漁を目指していますし、やるしかないという気持ちです」と意欲を見せていた。

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