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災害時に支援物資集配

本紙掲載日:2022-10-20
8面
協定書を手にする山室町長と佐川急便南九州支店の竹内支店長=門川町役場
協定を結んだ十屋市長と竹内支店長(右)=日向市役所

門川町、日向市−佐川急便と協定

 大規模災害が発生した際の支援物資の安定供給などを目的に門川町と日向市はこのほど、それぞれ佐川急便と「災害時における支援物資の受入および配送等に関する協定」を結んだ。

 同社は、官民連携による地域課題の解決とSDGs(持続可能な開発目標)達成を目指す「SAGAWAタウンサポート」事業を全国で展開。自治体や企業などとの協定は災害関連だけでも、今年5月末時点で179件に上るという。

 協定では、連携して支援物資の集積・搬送拠点の設置を進め、いち早く各避難所へ食料や復旧用資材などを届ける。

 門川町との締結式は町役場であり、山室浩二町長と佐川急便南九州支店(熊本市)の竹内一憲支店長が協定書に調印。山室町長は、南海トラフ大地震をはじめとする災害への強い危機感を持って対策を進めているとして、「今後も町民の生命と財産を守る取り組みを進めたい」と、連携強化に期待を込めた。

 竹内支店長は創業以来、物流を滞らせることなく災害と闘い続けてきた同社の歴史を振り返り、「万一の際に町民の皆さまの支援になれるよう取り組みたい」と語った。

 また、日向市との締結式は市役所で行われ、十屋幸平市長、竹内支店長、佐川急便日向営業所の田中新二所長らが出席。十屋市長と竹内支店長が協定書を取り交わした。

 十屋市長は「災害時、物資の輸送、仕分けなど力を借りなければ効率的な支援態勢できない。協定を心強く感じている」。竹内支店長は、社会インフラの物流を支える事業者として、過去の甚大な災害でも支援活動に取り組んできたとし「日向市民のため迅速に行動し、支援活動を通じて貢献したい」と述べた。

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