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富島高初のプロ野球選手に

本紙掲載日：2022-10-21

1面

ドラフト指名を受けチームメートに祝福を受ける富島高・日髙選手（２０日、日向市鶴町）

日髙暖己投手・オリックス５巡目

◆日向市出身では青木選手以来

　プロ野球のドラフト会議は２０日、東京都内のホテルであり、日向市・富島高３年の日髙暖己投手（１８）がオリックス・バファローズから５巡目指名を受けた。プロ野球からの指名は同校の卒業生では初、同市内の高校から直接指名も初めて。同市出身では、ヤクルトの青木宣親選手（日向高―早稲田大＝２００３年４巡目）以来のプロ野球選手誕生となる。

　１８３センチ、７３キロの大型右腕日髙選手は日向市出身。細島小１年生の時に細島スポーツ少年団でソフトボールを始め、富島中では軟式野球部。中学３年時は内野手として県選抜に。内野手として活躍した２人の兄に続いて入学した富島高では２年夏から投手に本格転向し、エースとしてチームを今夏の甲子園に導いた。

　ドラフト会議は午後５時から。日髙選手は同校２階に設けられた記者会見場で両親、濵田登監督とともに中継を見守った。

　開始からおよそ１時間４０分、「第５巡選択希望選手、オリックス、日髙暖己、投手、富島高校」と呼び上げられると、４人ともに安堵（あんど）の笑顔。少し時間をおいて、野球部員が控えていた別室の大騒ぎが聞こえた。

　部員から胴上げなどで祝福を受けた日髙選手は「優勝している強いチームで、ずっと憧れている山本由伸投手がいる。ほっとしているし、すごくうれしい。日本を代表する投手になっていきたい」と語った。

富島高初のプロ野球選手に

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