日髙暖己投手・一問一答

本紙掲載日：2022-10-21

8面

山本由伸投手を目標に－「ドラフトキング」になる

　プロ野球・ドラフト会議（２０日）で、オリックスバファローズから５巡目指名を受けた富島・日髙暖己投手。直後の記者会見では憧れの山本由伸投手（都城高出身）と同僚になれることを素直に喜び、「日ごろの生活なども聞いて吸収し、課題を一つひとつクリアして、山本投手を超えたい」と活躍を誓った。一問一答の要旨は次の通り。

－－今の感想は

夏の甲子園よりも（指名を）待っている間の方が、緊張した。今は本当にほっとしている。

－－オリックスの印象は

優勝している強いチーム。ずっと憧れている山本投手と同じチームですごくうれしい。日ごろの生活やルーティーンなどを聞き、いろんなところを吸収していければ。

－－プロ野球選手になる

小学１年生でソフトボールを始めた時から憧れ、高校２年の１２月に球速１４０キロが出て、より意識するようになった。

－－どのような投手を目指すか

まだ体ができていないので、まずは体作り。けがをしない体をつくっていって、投球はまだ課題はいっぱいある。それを一つひとつクリアしていきたい。日本を代表する投手、山本投手を超えるような投手になりたい。

－－野球部員など周囲の人へ

これまで支えてくれた人たちの前で選ばれて、うれしい。同級生、後輩、先輩たちがいて今の自分があり、親や兄弟、先生方にお世話になった。これから恩を返していけたら。

－－抱負を

オリックスのキャン地は宮崎市なので、見に来てほしい。小さいときから憧れてたプロ野球選手になれるが、これからが大事。（今回のドラフト指名選手で最も活躍する）「ドラフトキング」になれるように頑張っていきたい。
【写真説明】野球部員に胴上げされる日髙選手＝２０日、日向市
【写真説明】オリックス５巡目指名を受け笑顔を浮かべる（右から）日髙選手、濵田監督、両親の大介さんとリカさん＝２０日午後６時３８分ごろ、日向市

【談話】

◆富島・濵田登監督
「中川（清治）コーチをはじめスタッフの力で、富島から第１号のプロ野球選手になれる選手に育ってくれた。富島高校の歴史の中に名を刻む大きな出来事になった」

◆富島高校・小川晴彦校長
（野球部員に向けて）「日髙君がプロ野球で１勝を挙げることと、富島高校野球部が甲子園１勝を挙げること。どちらが早いか勝負をしてもらいたい」

◆日髙大介さん（父）
「（兄２人、姉１人の）末っ子で、いろんな人から一番かわいがってもらった。これまで育ててくれた、見てくれた、応援してくれた人たちに感謝したい。（本人は）野球をする限りは野球を好きであってほしい」