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延岡水郷鮎やな−22日夜からライトアップ

本紙掲載日:2022-10-22
1面
うまや簀の子が立ち、完成間近のやな場(22日午前、延岡市の大瀬大橋近く)

やな場の架設作業−22日完了予定

 延岡市大貫町の大瀬大橋近くに架かる「延岡水郷鮎(あゆ)やな」のやな場が、完成間近となっている。延岡観光協会によると、架設は22日完了予定で、併せて夜間のライトアップが始まる。24日には見学用桟橋の設置も完了し、アユを漁獲する落て簀(す)を見学することができるようになる。

 あゆやなは、産卵のために下ってくるアユを落て簀に誘い込む伝統漁法で、組み上げられるやな場は延岡の秋を代表する風物詩の一つ。木材3本を組み合わせた「うま」を川幅いっぱいに並べ、それに沿って立て簀を設けることで、アユが中央部の落て簀に誘導される。

 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、かわまち交流館内食事棟の運営は取りやめ、屋外いろり席でアユの塩焼き、みそ焼き、あゆめしなどのあゆ料理を提供している。

 いろり席の営業は11月28日、やな場架設およびやな漁は12月4日までとなっている。

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