大規模集団接種、県が実施中

１１月２６日まで−金、土曜に宮崎市

　県は１１月２６日までの金曜夜と土曜日に、県庁職員健康プラザ（宮崎市旭町１丁目）で、オミクロン株対応ワクチンの大規模集団接種を行っている。ワクチン接種を２回完了した１２歳以上で、市町村から接種券が届いた県内居住者が対象。１１月接種分の予約も今月２５日からスタートする。

　県薬務対策課によると、大規模集団接種は１４日からスタート。金曜日は午後６時から９時（受け付け同８時まで）に定員２５０人枠、土曜日は午前９時から午後４時（同３時まで）に同７５０人枠で実施している。使用するワクチンはファイザー社製。

　休日前の週末に接種できることから社会人などに好評で、高千穂町はじめ県北から接種を受けに来る人も目立つ。金曜日は予約が多い一方、定員の多い土曜日は余裕がある傾向で、今月２９日の予約枠にはまだ空きがあるという。

　１１月の接種日は、金曜日が４、１１、１８、２５日、土曜日が５、１２、１９、２６日。予約受け付けは今月２５日からスタートする。接種を受ける際は、必要事項を事前にボールペンで記入した接種券一体型予診票、予防接種済証、運転免許証など本人確認書類などを持参する。

　県内の３回目接種率は今月１８日現在、５０代で８５％、６０代以上の各年代で９割を超えている一方、３０代以下は７割を下回る低い傾向。４回目接種は５０代以下はいずれも３０％未満で、今後も接種の検討を呼び掛けていく必要があるという。

　２１日夜は、河野知事が４回目のワクチンを接種。医師の問診の後に左上腕部に接種を受け、１５分間経過を観察した。「自身の健康を守るため、社会に感染を広げないためにも接種券を受け取った方は積極的な接種の検討をお願いしたい」と話していた。

　電話予約、予約方法に関する問い合わせは、県ワクチン接種お問い合わせ窓口（電話０９８５・５１・０５６７、午前９時〜午後５時、土日・祝日を除く）。