１２日から延岡まちゼミ

５日から受け付け−１９店舗・団体が全２２講座

◆暮らしに役立つ豆知識−プロの技術を紹介

　商店店主やスタッフ、個人事業主らがミニ講座を開く「第９回延岡まちゼミ」が１２日から始まる。市内１９店舗・団体が全２２講座を開き、暮らしに役立つ豆知識やプロならではの技術を紹介、解説する。受講申し込みの受け付けは一部を除いて同月５日から。主催は延岡市商店会連合会（友井康弘会長）、延岡まちゼミ実行委員会（吉田貴章委員長）。

　まちゼミは、店主の人柄や店内の雰囲気を知ることで店に親しみを持ってもらおうと２００３年に愛知県岡崎市で始まり、全国に広がった事業。「商品を売りつけない。勧誘しない」を絶対のルールとしつつ、商店街活性化や新規顧客開拓へとつなげた事例が数多くある。

　第９回延岡まちゼミ参加店・団体の業種は理美容や和・洋装、スポーツ、食料品、金融などさまざま。「つくる」「たべる」「きれい」「まなぶ」「健康」に大別された各講座も、ミニチュアガーデン作りやメガネの手入れ、着付け、オイルケア、通帳アプリの使い方など多彩でユニークな内容となっている。

　受講は基本無料だが、講座によっては教材費等が必要なものがある。講座は期間中に１〜６回開かれ、定員はそれぞれ１〜８人。参加者には一部店舗で使える「まちゼミクーポン」が進呈される。

　同連合会は今回、講座内容を掲載したリーフレットを１万６０００部用意し、参加店舗や市役所などに設置。申し込みは各店舗への電話予約制で、いずれも定員に達し次第締め切る。「申し込みの際は、必要な持参物や教材費等の有無、注意事項などの確認を」と呼び掛けている。

（６面に講座の紹介）