つなごう延岡・いわき芸術支援

５日、６日−カルチャープラザのべおか

◆チャリティーコンサートや作品展

　芸術文化活動を通して被災地などの支援を行うこと、芸術文化を通した地域間交流を目指す「つなごう延岡・いわきＡＲＴ支援プロジェクト実行委員会」（牧野哲久会長、八木千穗子実行委員長）はあすから、チャリティーコンサート・作品展を延岡市本小路のカルチャープラザのべおかで開く。６日まで。時間は午前９時〜午後５時。６日は午後４時まで。

　チャリティー作品展には、市内外の約５０人が出品した絵画や写真、工芸など、また俳句会の会員が詠んだ俳句、市内の幼稚園や小学校、中学校など１６団体の子どもが被災地を思い描いた作品など計約３００点が並ぶ。

　６日午後２時からは県北で活動する人たちによるコンサートと講演を予定。梅野恭一さんの手作りバイオリンと吉田巧さんの手回しオルゴールによる演奏、下田イサベルさんによるペルーの踊り、元鋳物師で陶芸家として活躍する黒木英勝さんについて八木実行委員長が紹介する講演会がある。

　いわき復興支援や台風１４号で被害を受けた延岡市の被災地、ウクライナ支援のための募金箱も設置。八木実行委員長は「個性の集まりで見応えがある作品ばかりです。作品を見て元気を出してもらったり、支援の気持ちを新たにしてもらったりする機会になれば。発表の場としても多くの人に活用してもらいたいです」と来場を呼び掛けている。

　同実行委員会は、東日本大震災後に芸術活動を通し東日本大震災の追悼、復興支援を続けてきたメンバーを中心に発足。今回は福島県いわき市と延岡市の兄弟都市２５周年を記念して、延岡市での作品展終了後、いわき市で作品の展示やプレゼントを予定している。