医療従事者へありがとうカレンダー
本紙掲載日：2022-11-07
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小学生と家族らが製作−県北の地域医療を守る会
医療従事者に感謝を伝える「ありがとうカレンダー」の作成会が５日、延岡市東本小路の市民協働まちづくりセンターであった。市内の小学生と家族ら約３０人が参加。彫刻刀を使って、カレンダーに絵柄を入れるゴム製はんこ作りに挑戦した。
日頃お世話になっている医療従事者に感謝の気持ちを伝え、少しでも励みにしてもらおうと、宮崎県北の地域医療を守る会（広瀬武男会長）が毎年、子どもたちを集めて実施している。
参加児童は月ごとに分担し、デザイン帳やスマートフォンで検索したイラストなどを参考にして、桜の花びらやスイカ、クリスマスツリーなど、季節を感じる絵柄をゴム板に描写。スタッフから手ほどきを受け、完成後を想像しながら、慎重に彫刻刀で彫り込んでいった。
９月を受け持ち、ススキや月、餅つきをするウサギなどのはんこを作った黒木瞳雅（とうま）さん（一ケ岡小６年）は、「今年で３回目の参加なので、彫刻刀の使い方は慣れました。頑張ってくださっている医療従事者の皆さんが少しでも元気になってもらえたら」と、刃先に集中していた。
地域医療を守る会は今回完成させたデザインを原版として、３００部のカレンダーを作成し、県立延岡病院の医師をはじめ、市内の医療機関や関係大学へ贈ることにしている。