わが社のホープ・日向・細島地区立地企業から（７）

南日本くみあい飼料日向工場・西野恭行さん

◆受電設備の保守・整備−畜産振興貢献にやりがい

−−志望理由を教えてください。

「もともと就職するなら『友達もたくさんいる地元で』と思っていました。いろいろ探す中で、同じ日向工高出身の尊敬する先輩が働き、担任の先生からも『ここはどうか』と勧められたことが決め手となりました。２０１５年に入社し、８年目になります」

−−どんな仕事をしているのですか。

「電気主任技術者として変電所の工場バージョンである受電設備の保守・点検・整備に当たったり、コンセントやモーター、ブレーカーなどの交換業務など電気関係全般に携わっています。製品を自動で工程に送るコンベヤーなど搬送機のメンテナンスも担当です」

−−楽しさ、やりがいを感じるのはどんなときですか。

「電気トラブル対応は長期戦の作業になることもあるのですが、経験と知識をフル活用して原因を突き止め、解決に至ったときはうれしいですね。高校時代はソフトボールで遠征や試合の連続だったのですが、３年間で培った忍耐力と体力が役立っているのかなと思います。
弊社は鹿児島と日向に計三つの工場を持ち、牛や豚、鶏の専用飼料を作っています。先の全国和牛能力共進会では宮崎と鹿児島の牛が内閣総理大臣賞を受賞し、南九州は豚や鶏も全国に誇る一大産地です。両県の畜産振興に貢献し、しかも工場を動かす中枢部門で働いていることにやりがいを感じます」

−−会社のいいところは何ですか。

「信頼できる上司、先輩方がたくさんいることですね。仕事を多く抱えているときは手伝ってくださいますし、プライベートではゴルフや飲みなどに誘っていただいています。風通しの良さはチームワークにつながり、何かあれば一丸となって対処する気風ができています。人事交流も盛んで、日向工場も鹿児島出身者が多く、いい刺激になっています」

−−将来の夢を教えてください。

「当面はもっと知識と技術を高め、電気のスペシャリストになることです。ゆくゆくは飼料の原料調達や、製品の品質管理などの仕事も経験し、オールマイティーな人材になりたいですね」

−−南日本くみあい飼料で働きたいと思う方へエールをお願いします。

「人材育成と働きやすさにかけては他社に負けない会社です。男性、女性を問わず、多くのチャレンジを待っています」

【プロフィル】日向市生まれ。小・中・高校とソフトボール一筋で、今も仲間と楽しむ。趣味はゴルフ。