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「理想のふるさと」とは

本紙掲載日:2022-11-21
1面
日向市の課題や解決策などについて話し合う参加者

日向市子ども会議所子どもからの提言書−日向JCが主催

◆十屋市長が講演−小中高校生が課題を協議

 日向青年会議所(黒木基広理事長、14人)は12日、日向市上町の日向商工会館で「日向市子ども会議所〜子どもからの提言書」を開いた。市内の小中高校生が同市の課題や解決策などについて意見を交わし、理想のふるさとづくりについて考えた。

 取り組みは、同市の課題などについて理解を深め、グループディスカッションを通して自己肯定感や協調性などを身に付けてもらおうと初めて企画した。

 この日は、児童、生徒18人が参加し、同会議所のメンバーがサポートした。冒頭、十屋幸平市長が「日向市の未来について」と題して講演。同市の産業や観光、教育、防災などについて説明した。

 続いて、児童らは小中学生と高校生2グループの3グループに分かれて活動。「教育」「観光」「防災」の三つのテーマから一つを選び、市長の話などを参考にしてグループごとに話し合った。

 このうち、小中学生のグループは、観光について意見交換。自然を生かした観光スポットが少ないなど30を超える課題を出し合い、日向の自然の良さが伝わる場所に公園を造る、馬ケ背に空中ブランコを造るといった解決策を提案した。最後に、各グループが意見をまとめて発表した。

 小中学生グループの代表を務めた谷川萌那さん(11)=日知屋東小5年=は「自分にない意見が聞けて話し合いの大事さが分かった。日向の豊かな自然を知ってもらい、多くの人に来てもらいたい」と話した。

 この日の成果は提言書としてまとめられ、25日に十屋市長に提出するという。

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