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地域活性へのアイデア探究

本紙掲載日:2022-11-21
8面
日之影中学校で行われた提案発表会
佐藤町長ら執行部と意見を交わす生徒たち

集大成の提案発表会−日之影中3年生

 日之影町立日之影中学校(中窪順一校長、79人)はこのほど、中山間地域が抱える課題解決策を考え、町と協働で実現を目指す探究学習「ひのかげ近未来会議」の提案発表会を校内で開いた。3年生26人が、町職員や町議、出身小学校の教諭らを前に、地域活性化に向けた施策案などを発表した。

 探究学習は郷土に誇りと愛着を持ち、夢に向かって行動できる人材を育もうと2020年度から毎年、3年生を対象に実施。今年は「農業振興」「林業振興」「観光活性化」に班を分け、3月から、課題設定や町職員との協働探求、町内外での体験学習などに取り組んできた。提案発表は、その集大成という位置付けになる。

 この日は、農業振興班が「担い手不足解消」、林業振興班が「労働力増加」、観光活性化班が「若者観光客の増加」をテーマに発表。園児や小中学生を対象にした農業、農泊体験の実施や、ツリートレッキングなどの体験型アトラクション、町産の木材加工品を販売する林業テーマパークづくりなどのユニークなアイデアが飛び出した。

 このうち観光活性化班は、日之影町が、観光地として有名な隣町、高千穂町までの通過地点になっていると仮説。町内の道の駅青雲橋に注目し、美しい景観を生かした高千穂、五ケ瀬町とのGIAHS(世界農業遺産)タッグツアーや抹茶と栗のモンブランケーキなど地場産品を組み合わせた限定スイーツ販売による集客を提案した。

 町教委の橋本範憲教育長は、町を思う生徒たちの姿に涙ぐみ、「よく調べてあり、どれも素晴らしい提案だった。これからどんな進路を選んでも日之影町を盛り上げたいという気持ちは持ち続けてほしいし、皆さんにはその力がある」と講評。

 観光活性化班長の黒田蓮人さん(15)は「ぼくたちにとっては卒業式と同じくらいの気持ちで臨んだ発表会だった。ふるさとへの誇りと愛着は強まったし、教育長の言葉を聞き、努力が報われた思いがした」と話した。

◆提案書を町長へ

 発表会後、各班の代表生徒計6人と中窪校長らは町役場を訪問、佐藤貢町長に提案書を手渡した。

 手交式では、引率の亀井章人教諭(38)が学習の経緯や生徒たちのこれまでの取り組みについて説明。黒田さんが佐藤町長と向き合い、提案書を読み上げた。

 その後、各課長らを交えてざっくばらんな意見交換が行われ、学習を終えた感想を聞かれた生徒からは「最初は大変だったが、町のことを詳しく知ることができた。町外に出たとしても最終的には戻って来たい」といった声が聞かれた。

 佐藤町長は、過去2年間の同学習で実現した町コミュニティーバスの土曜運行や各校へのヘッドセット配備を挙げ、「可能な案から取り組んでいく。これからどんな道に進んでも、日之影町で生まれ育ったことに誇りを持ってほしい」と話した。

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