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久々、みこし担いで巡幸

本紙掲載日:2022-11-26
1面
3年ぶりに担ぎ手が入ってにぎわった春日神社例祭のみこし巡幸(延岡市愛宕町)

春日神社、27日まで例大祭

 延岡市恒富町の春日神社(木村健男宮司)の例祭が27日までの2日間行われており、26日は3年ぶりに担ぎ手が入ってのみこしが地域を巡幸して活気づいた。

 毎年12月5日の縁日に近い土・日曜に開催しているが、一昨年と昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、みこしは担ぎ手なしで車に乗せて巡回。今年は地域の企業や団体でつくる春日会(兵藤誠会長)の若者ら約100人が、さらし巻きに足袋履き、法被姿で境内に集合した。

 子どもがたたく太鼓台の先導で神社を出発したみこしが周辺の住宅街を練り歩くと、地域の人たちが祭りばやしに誘われて軒先で歓迎。事業所などで花代が納められると、担ぎ手はみこしを持ち上げ揺らして商売繁盛や健康長寿を祈願し、見物客からは盛んに拍手が送られていた。

 みこしは古城町―出口町―春日町などを回って、夕方には御旅所の永池神社(永池町)に到着。27日は午前8時30分から車載で片田町―塩浜町―鶴ケ丘―平原町―浜町―小野町など遠方を回り、行く先々で神楽の奉納も予定している。

 同神社は「祭りは神と人が一体となり、人々は祭りを通して活気を取り戻し、神様もこうした人々の姿を見て喜び、家々に御神徳を与えてくださると信じられています。ぜひ、にぎやかな声援をよろしくお願いします」と呼び掛けている。

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