最優秀賞は「えがおの里延岡」
本紙掲載日：2022-12-05
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延岡市のＣＦプランコンテスト
◆優秀賞はエー・ルーム−阿南さんのプラン
延岡市の「クラウドファンディングプランコンテスト２０２２」がこのほど、延岡市役所講堂で行われた。２組が出場し、まちづくりや地域課題の解決につながるプランを発表。審査の結果、就労継続支援Ａ型事業所「えがおの里延岡」が最優秀賞を受賞した。
クラウドファンディング（ＣＦ）とは、自らのアイデアや思いを〃起案者〃として発信し、インターネットを介して不特定多数から資金を得る手法。市や市民団体、企業などの新たな資金調達方法として活用されている。
同コンテストはＣＦの活用を促すとともに、市の取り組みに対する情報発信や新たなビジネスの種の創出につなげることを目的に開催。地域活性化や地域課題の解決につながる革新的なアイデアを活用したプランを表彰している。
えがおの里延岡のプランは、「ベビーカーから車いすまで寄り添う［地域密着型バリアフリーカフェ］障害のある方がカッコよく働く［地域密着型バリアフリーカフェ］」。野地町で事務所として使っている木造平屋建ての建物をバリアフリーカフェに改装。ランチメニューを提供し、障害者の雇用の場創出、地域交流の場を目指すことをアピールした。
資金調達の目標額は３００万円で、厨房（ちゅうぼう）のリフォームやトイレの改装、床の張り替えなどに活用する計画。
このほか、「Ａ＿Ｒｏｏｍ（エー・ルーム）」の阿南京代表が優秀賞を受賞した。プラン名は「延岡発地域活性ＨｅａｌｉｎｇＳｔａｔｉｏｎ�／�堂�▲好肇譽奪船襦璽爐寮瀘�運営」。父が元延岡商業高校珠算部部室として自宅庭に建てた教室に、食堂とストレッチルームを設立し、地域住民が交流しながら食事と運動の正しい知識を学び、自ら健康増進できるよう支援する。
市は受賞者がＣＦを実施後、ウェブサイト事業者に支払う利用手数料を補助する。支援額の上限は最優秀賞が４０万円、優秀賞は２０万円。
えがおの里延岡サービス管理責任者の柳田佳代さん（６２）は「出資してくださる方に満足していただけるカフェをつくりたい」と語った。