五ケ瀬高千穂道路４億７３００万円

２２年度国の２次補正予算

◆国交省が箇所付け公表・蘇陽五ケ瀬道路９４００万円

　２０２２年度第２次補正予算が２日の参院本会議で可決、成立したのに伴い、国土交通省は５日までに各県配分額を公表した。

　２次補正予算は、「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」に基づき、柱としている防災・減災、国土強靱（６日じん）化の推進などに計１兆９０１５億円を計上した。このうち、九州地方整備局関係の補正予算総額は、約２４３４億円（ゼロ国債含む）。内訳は直轄事業約８１７億円、補助事業約１６１７億円。

　県北関係の道路事業では、九州中央自動車道の一部となる国道２１８号五ケ瀬高千穂道路に４億７３００万円、同蘇陽五ケ瀬道路に９４００万円、同高千穂雲海橋道路に１０００万円を配分した。

　河川事業では、五ケ瀬川直轄河川改修事業に６億２０００万円。隔流堤地区の河道掘削や五ケ瀬川天下地区河川防災ステーションの整備をさらに進める。

　港湾整備事業では、細島港工業港地区複合一貫輸送ターミナル整備事業に１億１０００万円を充てた。耐震強化岸壁（水深９メートル）の整備を進める。

　九州中央自動車道関係では、熊本側の嘉島ＪＣＴ―矢部に１０億８４００万円。山都中島西ＩＣ―矢部ＩＣ（仮称）間の２３年度開通に向け、舗装工事を行う。

県北関係の主な配分額は次の通り。

◆道路局◆

▽国道２１８号蘇陽五ケ瀬道路（五ケ瀬町）＝９４００万円▽同五ケ瀬高千穂道路（五ケ瀬町―高千穂町）＝４億７３００万円▽同高千穂雲海橋道路（高千穂町―日之影町）＝１０００万円▽国道１０号交通安全対策（延岡市―都農町）＝６０００万円▽国道１０号維持管理（延岡市―都城市）＝３億３５００万円▽東九州自動車道維持管理（延岡市）＝１５００万円▽国道５０３号飯干バイパス（諸塚村、五ケ瀬町）＝５７００万円▽門川町通学路緊急対策推進計画（門川町）＝４００万円▽橋梁（６日りょう）長寿命化修繕計画（諸塚村）＝７００万円

◆水管理・国土保全局◆

▽五ケ瀬川直轄河川改修事業（延岡市）＝６億２０００万円▽五ケ瀬川河川維持修繕事業（延岡市―河口）＝３億６０００万円▽五ケ瀬川河川工作物関連応急対策事業（延岡市）＝１億９０００万円▽五ケ瀬川総合水系環境整備事業（同）＝１億４０００万円▽ダムメンテナンス事業（美郷町、日向市など）＝５億６９００万円▽事業間連携砂防等事業（同）＝５０００万円▽大規模特定砂防等事業（椎葉村）＝５０００万円

◆港湾局◆

▽細島港外港地区防波堤整備事業（日向市）＝２億円▽細島港工業港地区複合一貫輸送ターミナル整備事業（日向市）＝１億１０００万円▽細島港白浜地区国際物流ターミナル整備事業（日向市）＝１億円

◆社会資本整備総合交付金（加速化対策分）◆

▽延岡市における安全・安心な下水道施設づくり（延岡市）＝８８３０万円▽延岡市安全・安心な暮らしを支える地域づくり（延岡市）＝３億８６５０万円▽延岡市未来へ繋（つな）ぐ安全・安心な公園づくり（延岡市）＝６５５万円▽日向の防災力向上による安全で安心なまちづくり（日向市）＝６６６５万円▽日向市における「循環のみち下水道」の持続と進化（日向市）＝１０００万円▽日向の安全・安心な都市公園づくり（日向市）＝２７０万円

◆社会資本整備総合交付金（通常分）◆

▽岡富・古川地区（２期）都市再生整備計画（延岡市）＝８２０万円▽日向の拠点地域における持続可能なコンパクトシティ＋ネットワークシティの形成（日向市）＝６４０万円