ＡＬＴらと英語で交流

小中学生が野外活動楽しむ−延岡

◆イングリッシュ・デイ・キャンプ

　延岡市主催の「イングリッシュ・デイ・キャンプ２０２２〜ノベオカ世界村」が１１月２６日、須美江家族旅行村であり、小中学生２７人が参加、外国人や大学生のスタッフらと英語で交流しながら野外活動を楽しんだ。

　子どもたちが学校や学年を越えて交流し、異文化に触れて延岡の良さを知ることや、グローバルな視野を持つことなどを目的に毎年この時期に開催。例年は１泊２日の日程だが、新型コロナウイルス感染防止のため、この３年間は日帰りで実施している。

　ＡＬＴ（外国語指導助手）や英会話講師の海外出身スタッフ、ボランティア「地域づくりサークルわかあゆ」の社会人や九州保健福祉大学生、小学校教諭らが、英語とジェスチャーで先導。会場にはさまざまな国の国旗が飾られ、子どもたちは開村式から、「ハロー」「ナイストゥーミーチュートゥー」と元気に英語であいさつを交わした。

　目印入りの地図を手にしたウオークラリーが始まると、５グループに分かれ、宝探しをするようにチェックポイントを探索。英語などで書かれたクイズカードを見つけると、知恵を絞って意見を出し合いながら謎解きを楽しんでいた。

　防災学習を兼ねた夕食準備では羽釜を使った炊飯や、バーベキュー台で炭を火おこししてカレーの缶詰を温めたり、カボチャの中身をくりぬいて器代わりにしてのスープ作りなどに挑戦。同１２日のプレイベント（市社会教育センター）で手作りしたイルミネーションの点灯式もあって盛り上がった。

　Ｔシャツ姿で元気に活動を楽しんでいた松井悠晟さん（岡富小３年）は、「きょうが来るのを楽しみにしていました。英語はあまり話せないけど、頑張ります」と笑顔で話した。