わが社のホープ・日向・細島地区立地企業から（１０）

大三商行サンテック事業部・西村海杜さん

◆高品質の合板づくり−居心地の良い職場自慢

−−志望理由を聞かせてください。

「先に入社していた中学時代の同級生に『一緒に働かないか』と声を掛けられたのがきっかけです。会社のことをいろいろ調べるうちに、みんなで力を合わせるモノづくりの仕事が楽しく思えてきて応募しました。２０１９年に入社し、４年目になります」

−−どんな仕事をしているのですか。

「弊社は、生産量日本一を誇る宮崎県で育ったスギを県内各地から集め、ＬＢＬという合板（平行合板）を作っています。まず、原木を機械でかつらむきし、約４ミリの薄単板を作り、乾燥させた後、つなぎ合わせます。次に、その単板を何層にも接着する工程があるのですが、私はこの作業に携わっています。
最初の頃は、のりの配合など覚えることが多く大変でした。また、接着後はプレスをしっかりかけないと不良品を出すことにもつながり、緊張の連続です。高校野球で培った忍耐力と、先輩方のアドバイスを受けながら少しずつ成長でき、今は自信を持って製品づくりに励んでいます」

−−仕事は楽しいですか。

「製品は階段の側板や踏み板を中心に、建具の芯材やマンションの間仕切りなどに使われています。快適な住まい造りの一翼を担っていることが大きなモチベーションとなっています」

−−会社自慢を教えてください。

「階段には長い材料が必要なのですが、弊社は最大６メートルのＬＶＬを作ることができるのが大きな強みです。独自の乾燥技術で生まれた製品は寸法が安定し、反りや割れが少ないなど品質にも優れています。軽量なので建設現場作業者の高齢化対策や施工短縮にも欠かせません。
職場の人間関係に関しては何でも気軽に相談できる上司や先輩ばかりで、毎日が楽しいです。プライベートでも仲良くさせていただいています」

−−どんな社員になりたいですか。

「何か困ったときや人手が足りないときに、すぐに駆け付けられるような人材が目標です。そのためにも、いろんな部署を経験していきたいと思います」

−−大三商行サンテック事業部で働きたいと思っている方へエールをお願いします。

「私はもともと人付き合いが苦手で、周りとうまくやっていけるかどうかが待遇面以上に大事なことでした。そんな私でもすぐに溶け込めるようなすてきな職場です。ぜひ仲間に加わりませんか」

【プロフィル】門川町生まれ。聖心ウルスラ学園高では野球部のピッチャー。今も草野球のマウンドに立つ。