ＳＤＧｓや科学テーマに
本紙掲載日：2022-12-08
8面
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◆小中高生が意見発表会
恒富西地区青少年育成協議会（田中信恵会長）の２０２２年度青少年意見発表会が３日、延岡市立恒富中学校であり、地区内の西小、恒富小、恒富中、延岡高の児童生徒１４人がＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）や科学をテーマに個人、グループで調査、体験したことを発表した。
意見発表会は地区内の小中学生、高校生の交流を深めようと開いている。
西小学校６年の前田遥夢さん、甲斐いぶきさん、日�盥硝磴気鵝�宮田明香音さんの４人は、給食当番をしている時に残食が多いことに気付いたことをきっかけに食品ロス問題を取り上げた。
最初に、日本ではまだ食べられる食品が廃棄される、いわゆる食品ロスが年間約６００万トン、およそ東京ドーム５杯分発生していることを紹介。食品が捨てられる理由として「余分に捨てる」「期限切れ」「食べ残し」を挙げ、この三つの割合を分かりやすく円グラフ化して説明した。その上で、小学１年生から分かるように読み仮名を付けた食品ロスに関するポスターを校内に張ることや、食事に時間がかかる人は早めに食べることを提案した。
このほか、同校６年の甲斐朝陽さん、星野蒼介さん、山田華凛さん、上杉蒼瑠さん、酒井瑠花さんは「ごみを減らして環境保全を」、恒富小学校６年の鴨林湊さんは「デジタルと延岡の未来」、恒富中学校２年の中��煌成さんは「未来の宇宙開発」をテーマに、延岡高校１年の荻野紗和さん、佐藤天音さん、谷陽香稟さんはフィールドワークを基にした発表を行った。
西小学校の尾崎正朗校長は「子どもたちの発表を聞いて一人一人、グループでもいろんな事を思い考えながら毎日を過ごしていることが分かった。将来を担う子どもたちは日本の宝。とても頼もしく思う」と講評した。