夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
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写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
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日向市民児協障がい者福祉部会−「フレンド」会長−猪股さん招き研修会
◆障害を受け入れる地域社会訴え
日向市民生委員児童委員協議会障がい者福祉部会(柴田順一部会長)はこのほど、市総合福祉センターで研修会を開いた。宮崎LD・発達障がい親の会「フレンド」会長の猪股重子さん(60)=門川町=を講師に迎え、市内の民生委員児童委員ら約50人が発達障害への理解を深めた。
猪股さんは、子どもの言葉の遅れに不安を感じ、2歳半の頃、児童相談所へ。「障害が確定したわけではないが、発達に遅れがある」と告げられる。「予測不能の衝撃に陥り、人生設計が変わった」と当時の心境を語った。
4歳半の頃、ようやく入園できた幼稚園から「もう少し指示が通るといいんだけど」と言われ、再び児童相談所へ。「そこで『自閉的傾向』と告げられ、現実を突き付けられた」という。
さらに追い打ちを掛けるように、幼稚園から「自閉症の予後は悲惨」と明記されたハンドブックを手渡される。でも、猪股さんは諦めなかった。
「自閉的傾向」の「傾向」という文字を「まだ改善の余地はある」と解釈。「だったら、改善に向けてひた走るしかない」と覚悟を決めた。
療育に関する情報を県外の専門家から集め、「トモニ療育センター」(愛知県)のサテライト施設だった白浜学園(日向市)に指導を受けながら、家庭療育を開始。「とにもかくにも、子どもの将来がかかっていると思い、必死にやってきた」と振り返った。
「私たち地域の民生委員児童委員に求めることは何か」との参加者の質問に対し、「親が抱えている問題はその時その時で違うため、通り一遍の回答は通用しない場合もある」と猪股さん。「余計なことは言わず、『困ったときはいつでも言ってね』という姿勢で、親自身が話したい時に話させてもらいたい」と答えた。
知的障害のある子どもを持つ柴田部会長(74)も、親の立場から「私も地域の人たちからもらう何気ないあいさつや、優しい笑顔がありがたかった。そういうことではないか」と補足した。
また、猪股さんは自治体が実施する乳幼児健診などに言及。
「スクリーニング(ふるい分け)で気になる子どもを早期発見し、早期治療を進めていく方向性は間違っていないが、発達障害は得意なこと、不得意なことの差がとても大きい。伸びにくい部分があるのも事実で、健常に向かわせる姿勢そのものが、親の悲壮感につながっている」とし、「孤立させない、誰一人取り残さない地域社会であれば、そういう悲壮感は生まれてこない。障害を受け入れる地域社会をどうつくっていくのか、その視点も踏まえて健診を実施してほしい」と求めた。