九保大で学術大会−日本社会医療学会
本紙掲載日：2022-12-10
8面
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医療・福祉関係者ら−全国から参加
九州保健福祉大学の兒玉修学長が代表理事を務める「日本社会医療学会」の第２３回学術大会がこのほど、延岡市吉野町の同大学で開かれ、医療・福祉分野の関係者延べ約７００人が来場するとともに、全国各地からオンラインでの参加もあり、情報や意識を共有した。
「新たな社会生活様式に伴う医療・福祉の在り方」を大会テーマに開催し、初日の研修会は一般公開。延岡市健康長寿課の岩佐正文副主幹兼健康長寿推進係長が「市のコロナ禍における健康課題への取り組み」を説明したほか、柔道整復師による免疫力向上のセルフケアの紹介などもあった。
２日目は開会式に続いて個別発表があり、「被虐待児の傷ついた心の音楽による解放について」をテーマとした九保大の松原由美専任講師など５組が登壇。「地域における効果的な子ども食堂の在り方」を演題とするこすもす保育園（延岡市大門町）の小川靖子園長ら２人の教育講演もあった。
最後には九保大の前田和彦教授を座長に、参議院自民党議員副会長で新型コロナ対策本部長代理、九保大客員教授などを務める武見敬三議員、県柔道整復師会の奈須開生会長が特別講演。感染症対策として直接来場者は九州地域に限定したが、県外から訪れ地元の飲食、観光、宿泊を楽しんだ人も多かったという。