まちの頑張り屋さん大賞−活性化に功績

日向商工会議所が創設

◆初受賞・中村さんと明神さん

　日向商工会議所（三輪純司会頭）はこのほど、市内の地域振興、商店街の活性化などに功績がある個人や事業所を表彰する「まちの頑張り屋さん大賞」を新たに創設した。初の受賞者には、中村勝典さん（７９）＝お好み焼きとん平店主、同市上町＝と、明神勝彦さん（６８）＝フジヤカメラ代表、同市都町＝が選ばれた。

　同大賞は、同会議所の設立７５周年記念事業の一環。対象は、継続的な取り組みなどで日向の元気づくりに貢献し、明るい話題を提供する個人、事業所。今年度は職員の推薦で選ばれた。

　同会議所によると、中村さんは、八幡通りに出店後５０年以上にわたり八幡通会のリーダーとして活躍し、現在は相談役的な立場でアドバイスを送る。２０１３年４月から市青色申告会副会長を務めるほか、無類の阪神タイガースファンとして知られ、プロ野球１軍キャンプの誘致にも尽力する。

　明神さんは、市駅周辺地区整備で駅前８街区リーフギャラリーのまちづくりを推進。駅周辺地区商店街「まちなかハロウイン・パンプキン王国」を企画運営し、１万人が参加するイベントに発展させた。まちゼミの会長、ひゅうが新町商店街振興組合の理事長なども務める。

　表彰式は５日、同市上町の日向商工会館であり、２人に表彰盾と記念品を手渡した三輪会頭は「身近で頑張っている人をたたえる賞をつくりたかった。町全体に元気を与える素晴らしい２人を選べた。これからも頑張ってほしい」と期待を込めた。