自然の中で世界の文化を体験

小学生が参加、ワールドキャンプ

　豊かな自然の中で世界の国々の文化に触れる「ワールドキャンプｉｎむかばき〜異文化を知ろう〜」が３、４日、延岡市行縢町の県むかばき青少年自然の家（宮田靖所長）であった。延岡市を中心に日向市、西都市の小学３〜６年生４２人が参加。さまざまな体験活動を通し、楽しみながら異文化に触れた。

　同施設の主催事業として、昨年度まで実施していた「英語村」をリニューアル。「むかばきならではの活動を楽しみながら、異文化を体験しよう」をテーマに、１泊２日を過ごした。

　初日はアイスブレークやオリエンテーション、避難訓練に続いて、「ワールドトリップ」を実施。７人一組のグループにツアーガイド役の職員１人が同行し、ドイツやオーストラリア、イギリス、アメリカ、ジャマイカ出身の７人の外国人の先生がそれぞれ待つ「国」を１カ所ずつ訪れた。

　このうち、オーストラリア人のマール・アーロン・スティーブンさんは「オーストラリアンフットボール」を紹介した。アーロンさんは実際に使う楕円（だえん）形のボールを見せ、腕でボールをはじいてパスすることなどを説明。実際にパスを回し、子どもたちは初めて体験するスポーツに歓声を上げた。

　また、ドイツ人のセガット・ショエルさんは縄跳びの歌を日本語に訳して紹介。ボランティアの高校生、大学生が回す縄を、子どもがテディベアに成り切り、さまざまなポーズを決めながら跳んだ。

　クイズやゲーム、工作など、それぞれの国ごとにさまざまなプログラムが用意され、子どもの元気な声や笑い声が絶えず響いていた。