２路線の運行形態を変更

第３回延岡市地域公共交通会議

◆小川・平田−祇園線と上三輪・貝の畑−祇園線−新たな経由地、停留所など

　今年度第３回の延岡市地域公共交通会議は１４日、延岡市本小路の市中小企業振興センターで開かれ、乗り合いタクシーの運行形態の変更および南部地域における再度の実証運行実施などについて協議し、承認した。同会議は今後、国に今回の内容の申請を行う。

　運行形態の変更を図るのは毎週火曜日１往復の「小川・平田−祇園線」（来年２月７日予定）と毎週月・金曜１往復の「上三輪・貝の畑−祇園線」（共立病院行きが来年２月６日、北小路コープ行きが同３日予定）。

　小川・平田−祇園線は、経路に岡元を加えて運行距離が２４・２キロに。停留所は新たに小川、みのり園前、曽木原営農研修場、荒谷地蔵尊前、岡元営農集会所を設置し、フリー乗降区間の黒仁田―平田区間に岡元町内を含む。

　運行時刻は黒仁田午前８時発―北小路コープ前同８時５０分着、北小路コープ前午後１時５分発―黒仁田同１時５５分着とする。

　上三輪・貝の畑−祇園線は、毎週月曜を共立病院行きとし、経路に大貫と山月を加えて運行距離は２４・７キロに、同じく金曜を北小路コープ行きとし、経路に大貫を加えて運行距離は２３・９キロとなる。新たに設置する停留所は、西階台前、西階運動公園、すみれ団地前、大貫五丁目、サンレー紫雲閣前、大貫四丁目、しろやま支援学校前、野地町、県営住宅前、イオン多々良店、西区南、西区中、共立病院（イオン多々良店、西区南、西区中、共立病院は共立病院行きのみ）。フリー乗降区間に野地町―県営住宅前先を追加する。

　運行時刻は共立病院行きが鹿越午前８時２５分発―共立病院同９時１８分着、共立病院午後２時４分発―鹿越同２時５７分着。北小路コープ行きが鹿越午前８時４８分発―北小路コープ前同９時３８分着、北小路コープ前午後２時１４分発―鹿越同３時４分着。

◇伊形線は再度の実証運行へ

　南部地域の「伊形線」（上伊形町―一ケ岡小学校入り口―塩浜三丁目）は、昨年３〜５月に実証運行を行っており、本格運行を見据えた再度の実証に臨む。新たに利用者ニーズ等を盛り込み、地域住民への説明会を踏まえた上で、来年２月１日〜３月３１日（毎週月・水運行、祝日運休、１日当たり１往復）の実施を予定している。

◇第２回活性化協議会の会合も

　会場では続いて延岡地域公共交通活性化協議会の第２回会合もあり、市中心部の公共交通と連動して北方、北浦、北川町などで運行するコミュニティーバスや乗り合いタクシーなど市地域内フィーダー（支線）系統（２１系統）の２０２２年度（２１年１０月〜２２年９月）確保維持計画の事業評価が行われた。