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野口遵記念館が開館

本紙掲載日:2022-12-19
1面

延岡の豊かな歴史、文化を発信

◆吉野彰氏が名誉館長に就任

 延岡市東本小路に建設を進めていた野口遵記念館が完成し、18日に関係者約300人が出席して記念式典が行われた。2019年のノーベル化学賞の受賞者で旭化成名誉フェローの吉野彰氏を名誉館長に迎え、関係者によるテープカット、のべおか第九を歌う会の祝賀の歌声で開館を祝った。

 昨年2月に着工。鉄筋コンクリート(一部鉄骨)造り、地上3階建て。敷地面積1万4310平方メートル、建築面積3204平方メートル、延べ床面積4397平方メートル。総事業費は約51億円の見込みで、建設事業には旭化成から30億円が寄付された。

 式典では読谷山洋司市長が主催者あいさつ。これまでを振り返って関係者に謝辞し、「城下町延岡の豊かな歴史・文化をこの野口遵記念館から発信します。開館を機に『ゼロ・カーボンシティ』『科学技術の街延岡』『野口遵翁の創業者精神と旭化成の諦めないイノベーション精神の継承』『市民を幸せにする歴史・文化のルネサンス』の四つの役割を果たすことを誓います」とあいさつした。

 来賓あいさつで、延岡市出身の工藤幸四郎旭化成社長は、幼い頃から旧野口記念館に親しんできたことに触れ、「70年近い歴史を持ち、親しまれた施設が美しく素晴らしい姿に生まれ変わったことは誠に感慨深い。新記念館が延岡を深く理解することができる場、故郷を愛する皆さまの交流の場、それを発信する場として活用されることを願います。そして、多方面に通用する人材育成の場となることを祈念し、延岡での人材育成に全力を挙げて取り組みたい」と話した。

 本部仁俊市議会議長と永山寛理副知事が来賓祝辞を述べ、記念館と同市の隆盛に期待した。

 吉野さんの名誉館長就任式もあり、読谷山市長から委嘱状が手渡された。

 開館を祝いのべおか第九を歌う会がベートーベンの交響曲「第九」を披露。真新しいホールに歌声を響かせると、会場は大きな拍手に包まれていた。

 また、壇上で読谷山市長、吉野名誉館長、工藤旭化成社長ら来賓がテープカットを行った。


◆吉野彰名誉館長のあいさつ(要旨)

 水力発電は今でいう再生可能エネルギーです。野口遵はカーボンニュートラルな社会、サスティナブルな社会を世界に先駆けて考えていました。100年前に野口遵がやったことと、今これからわれわれがやらなければいけないことは一致している。

 地球温暖化を解決するために、日本は2050年には炭酸ガスを100%削減することを世界に約束しています。今の高校生が活躍するころの2050年にはサスティナブルな社会が間違いなく実現していると思います。その2050年に向けて一生懸命に考えてほしい。そのヒントはこの野口遵記念館の中にあると思います。

 これから生まれる多くのイノベーションに日本や日本人が貢献し、その中でも「とりわけ宮崎出身の人、延岡の人が多い」となることを願っています。

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