ユズ学習の成果を発表−日之影小
本紙掲載日：2022-12-20
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集大成のパーティー
日之影町立日之影小学校（隈元辰男校長、２９人）の３、４年生７人は１２日、町特産品のユズについて学ぶ総合学習の集大成として「ＩＬＯＶＥ（アイ・ラブ）ゆずパーティー」を校内で開いた。自分たちで収穫したユズを使った手作りジュースやゼリーを教職員らに振る舞い、元気いっぱいに学習の成果を発表した。
７人は１学期から、学校近くのユズ畑や加工場、集出荷場の見学、ＪＡ高千穂地区職員らによる講話、収穫体験などを通してユズの魅力を探求。今年は「ゆず研究所」と題したウェブページや歌作りに挑戦するなど、楽しみながら学びを深めてきた。
パーティーではまず、液晶画面に映し出した資料を使い、ユズの成長過程や効能、加工法などについて身ぶり手ぶりを交えながら発表した。
その後、ユズ果汁を使ったドリンクメニュー「ぽかぽかゆず」「ひんやりゆず」「シュワシュワゆず」から、さらに甘さ控えめの「キリッと」と優しい甘さの「ふんわり」のいずれかを選んでもらい、ゼリーと一緒に提供。「お代わり！」「道の駅にあったら絶対に買う」などと談笑しながら笑顔で頬張った。
最後に、代表児童がお礼の言葉を伝え、全員で作詞を担当した歌「ゆずの一生〜農家の力」とダンスを披露。教職員らはその姿を写真に収めるなどしてほほ笑ましく見守っていた。
４年生の羽賀光亮さん（１０）は「ユズの種が化粧や薬にも使われていると知って勉強になった。ユズの魅力を世界中に広めたい。皆さんに、ぜひ日之影町のユズを食べてほしい」と話していた。
日之影町産のユズは香り高く、果皮の品質も高い。粉末や練り状に加工することで、ゆずこしょう、ロールケーキ、練りゆずを使った鳥の空揚げ「ゆずチキ」など幅広く活用されている。