延岡からＪへ市民一丸で

ＦＣ延岡ＡＧＡＴＡ「応援協議会」が発足

　「延岡からＪリーグ」を掲げ、来季２年目の九州サッカーリーグに挑むＦＣ延岡ＡＧＡＴＡを市民一丸で支援する「応援協議会」が２３日、発足した。会長には吉玉典生延岡商工会議所会頭が就き、会員企業（１口年間３万円）千社、個人会員（１人３千円）１万人を目標に物心両面で夢を後押しする。

　ＦＣ延岡ＡＧＡＴＡは「スポーツによる地域活性化」などを理念に２０１９年に発足。今季は初参戦の九州リーグで２位と健闘し、Ｊリーグ（Ｊ３）の一つ下のカテゴリー、ＪＦＬ参入戦線に名乗りを上げた。

　発会式は同日、延岡市内のホテルであり、クラブの桑原英一社長は「力強い友を得た」と感謝。「勝利の感動は一致団結、地域密着の大本になる。延岡をわくわくするまちにしていきましょう」とあいさつした。

　専務理事を務める長曽我部隆幸さんが協議会と、サポーターズクラブの概要を説明。「チームの運営には費用が必要で、市民が一体となって応援していく組織が必要。一つになって延岡のチームを応援する姿に、将来にわたって市民を元気にしていく要素がある」と設立の経緯を語った。

　吉玉会長はサッカーＷ杯の日本代表とサポーターの振る舞いに触れ、「今後より高いステップに進もうとするＡＧＡＴＡ。伝統的な文化、価値観を身に付け、市民に親しまれる選手になり、一人でも多くの市民が競技場に足を運ぶようになれば」と語った。

　応援協議会は木村重俊延岡市サッカー協会会長、盛武一則延岡観光協会代表理事の２人を副会長に、役員３０人超の体制で発足した。

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