「心が温かくなった」
本紙掲載日：2022-12-24
2面
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「人権の花」運動−門川小に感謝状
花を育てることで子どもたちに命の大切さなどを感じてもらう「人権の花」運動に取り組んだ門川町立門川小学校（荒武譲校長、４２４人）に２０日、県北人権啓発活動地域ネットワーク協議会から感謝状が贈られた。
同校へは７月にマリーゴールド、トレニアなどの花の苗が同協議会から児童１人に１鉢ずつ贈られた。それぞれ自宅に持ち帰り、夏の暑さに負けないよう、水やりを続けて花を咲かせたという。
贈呈式は同校であり、荒武校長は「コロナ禍で行事縮小が続く中、子どもたちにとって情操をより豊かにする良い体験になった。これからの心の成長を期待している」とあいさつ。
宮崎地方法務局延岡支局の古川英俊支局長が、児童代表の６年生田中こひなさん（１２）に感謝状を手渡し、「花を育てることで命の大切さに気付いてもらえたのではないか。周りの人を大切にすることと同じように、自分自身を大切にすることも大事。困ったことがあれば勇気を出して、家族や学校の先生に相談してほしい」と伝えた。
田中さんは「持ち帰った花の苗に毎日水をあげたら、きれいな紫色の花が咲いた。すごく心が温かくなった。生き物や命あるものを大切にしたいと思った」と振り返った。
同校には感謝状のほか、人権イメージキャラクター「人ＫＥＮまもる君」「人ＫＥＮあゆみちゃん」のパペット（手にはめて遊ぶぬいぐるみ）が贈られた。