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台風14号で被災、北方町を支援したい

本紙掲載日:2022-12-26
8面
床張り作業を行う井出さんら

ロハス宮崎たすけあい

◆クラファンで協力呼び掛け−今月30日まで

 台風14号で被害を受けた延岡市北方町の被災者を支援しようと、ロハス宮崎たすけあい(押川敬視代表)は今月30日まで、クラウドファンディング(=CF)に挑戦している。協力を呼び掛けている。

 3カ月以上過ぎた今も床板を張ることができていない被災世帯の床材購入などが目的。16日は復旧作業や無料物資配布会など手厚い支援、助言を続けてきたロハス南阿蘇たすけあい(井出順二代表理事)が、1軒の床板張り作業を行った。

 床板張りは「生活再建の第一歩。そこができると気持ちの面も含めて早い」と井出さん(49)。これまで6軒、井出さんらが床板の調達、購入を含む張り替え作業全般を行ったが、まだ必要な世帯は多く、1軒当たり20〜30枚が必要なため、1軒でも多く支援するには資金が必要という。

 「被災地がどうなっているか分からない」「自分に何ができるか分からない」など悩みの声を聞く中、「支援の形の一つになれば」との思いも込めてCFを開始。メンバーの山中はるなさん(45)によると支援の形が増えたことを喜ぶ声や感謝の声も届いているといい、「みんなが助け合えるまちづくりの一助になれば」と望む。

 井出さんは「まだ取り残されていると感じる人もいる。寝るところ、暖を取るところさえままならない人も多い。声なき声の部分をフォローしていきたい」と話した。

 23日時点で130人から108万4500円が寄せられている。支援は2次元コードから。

 同団体はまた、床張り後に必要となってくる畳の寄付を呼び掛けているほか、同市岡元町のドライブイン八七八で被災者対象に竹炭の配布も行っている。

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