巨典の－－故郷は遠きにありて思うもの（２３）

本紙掲載日：2022-12-28

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福岡で夕刊デイリー現象－県北からの情報を頼りに店へ

◆複数の飲食店から喜びの声－へべす、想像以上の大好評
　県北の特産品、これからもプッシュ

　今年も「巨典の―故郷は遠きにありて思うもの」をご覧いただき、誠にありがとうございました。

　今、福岡では「夕刊デイリー現象」なるものが起こっているそうです。

　どういうことかと言いますと、福岡で頑張っている県北人の飲食店を紹介した「夕刊デイリーの記事」が、故郷のご両親や知人から福岡在住の県北出身者に送られて来て、その記事を頼りにお店を訪ねてくださるという「聖地巡礼？」のような現象だというのです。しかも、複数の飲食店から喜びの声を寄せていただきました。

　拙い記事ですが、それがご縁となり、人と人とを、宮崎と福岡をつなぐお手伝いをさせていただいているようでうれしい限りでございます。来年も、頑張る県北人のお店をたくさん紹介させていただく所存でございます。

　さて、２０２２年を振り返り「〇〇の年」と表現するならば、私にとってはまさに「平兵衛酢（へべす）の年」でした。

　福岡の地で暮らして３年半。これまでも、私の担当番組「ももち浜ストア」で、ＪＡ日向からへべすのプレゼントをさせていただきました。そして、日向、延岡、諸塚の知人などから、たくさんのへべすを送っていただきました。

　それらを福岡市の西新エリアの飲食店にお裾分けしてみると、想像以上の「大好評」を得ることとなりました。

　理由として、①香り高くおいしい！②二日酔いになりにくい！（個人の感想です）③果汁が豊富でいろいろアレンジが効く！などなどであります。

　例えば、早良区の予約が取れない焼き鳥の名店「弁慶」では、焼酎プラスへべすのハイボールが常連さんたちに大好評。へべすという名前はしっかりと定着しています。

　そして、奥さまが延岡出身でジビエ料理も人気の「真純家」では、へべすとリンゴの組み合わせで素晴らしいドレッシングを作ってくださいました。これは、福岡のドレッシングメーカー・ピエトロさんにぜひ、販売してもらいたいぐらいのおいしさでした。

　さらには、メキシコ料理店の「エルボランチョ」では、ライムに負けず、テキーラやメキシコ料理とも相性バッチリ！とのお墨付きを頂きました。いやはやうれしい限りです。

　福岡は、まだまだカボスやスダチの勢力範囲ですが、少しずつその牙城を崩していきたいところです。正直、へべすが木酢のチャンピオンに躍り出る日は、決してそう遠くはない気がします。さぁ来年も、へべすに加えて県北の特産品を福岡の地でプッシュしていく所存でおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

　それでは良いお年をお迎えください。来年こそが皆さま方にとって、宮崎にとって素晴らしい一年になりますよう心より祈念申し上げます。