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覚えた日本語でスピーチ

本紙掲載日:2022-12-29
1面
学びの成果を披露した日本語教室スピーチコンテスト
延岡会場の受講生と講師

5カ国12人、学びの成果披露−延岡

 日本語を学ぶ外国人によるスピーチコンテストが15日、延岡市中小企業振興センターであった。市内の企業などで働きながら、9月に開講した日本語教室で学んだ5カ国12人が参加。自分が選んだテーマについて、日本語で自由に語った。

 日本語教室は、市の外国人材地域交流促進事業の一環。3年目の今回は延岡会場、北浦会場の2会場で開講しており、延岡会場は9月末から全12回、北浦会場は10月から来年2月まで、10人が全5回学ぶ。

 コンテストは、延岡会場の最終回に成果を発表する場として実施。受講生は趣味や家族、母国、日本での思い出などを、関連写真をスクリーンに映し出しながら、日本語で伸び伸びと話した。

 インドネシア出身のユディ・セプティヤナさんは「行縢で迷子になった話」と題して発表した。

 行縢山で一般的でないルートで登ろうとし迷子になり、時間もかかったことを紹介。「どこかに行く時は先に調べること。そして近道はありません。世の中では努力が必要です」と話し、最後は「これが私の努力の証しです」と山頂の写真を披露。ユーモアあふれる内容に何度も笑いが起きた。

 コンテスト後は、講師の原田真理さんが最優秀賞のほか、「おちついていたで賞」「すなおで賞」など一人一人を表彰。人材政策・移住定住推進室の志道政彦室長は「日本語を覚えたことに誇りを持って。延岡に来てくれてありがとうございます。これからも楽しんでください」と語り、1人ずつ修了証を手渡した。

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