ボランティア活動、負担のない仕組みを
本紙掲載日：2022-12-29
8面
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延岡市内の中高校生らでつくる市民団体「延岡盛り上げ隊」（岩本武士隊長）は、台風１４号後に中学生が行った清掃活動の際の移動費を支援してもらおうと、今月３１日までクラウドファンディングに挑戦している。「学生がお金を出してボランティアしなくてもいい体制づくりの問題提起になれば」と望んでいる。
同隊はこれまでも、イベントの企画やボランティア活動を実施。台風１４号後、同市の須美江ビーチも大量の流木などが流れ着き撤去が必要だったため、中学生に呼び掛けて、清掃活動を行った。
活動には、同隊のメンバーの多くが所属する白谷塾の中学３年生ら約７０人が参加。大型バス２台分の移動費を支援してくれる仕組みはなく、「学生のボランティアをしたいという気持ちを大切にし、負担なく参加できる仕組みをつくってほしい」と、現状を知ってもらうことも目的にクラウドファンディングを始めた。
目標金額は１０万円。クラウドファンディングサービス「キャンプファイヤー」の同隊のページから支援できる。