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あふれる創作意欲−ものづくりを生きがいにして

本紙掲載日:2023-01-11
8面

95歳の松葉さん(日向市平岩)

◆60歳から独学で彫刻、今は折り紙

 のれんのようにずらりと下がる傘の飾りの下、定規を使って真剣な表情で折り紙に打ち込むのは日向市平岩の松葉務さん(95)。60歳で定年退職後、独学で彫刻を始めて以来、ものづくりが生きがいになった。「作ってきたものを、みんなに見てもらう日が来れば」という夢を持つ松葉さんを訪ねた。

◇力作並ぶ作業場

 玄関の扉を開けると、迎えてくれたのは所狭しと並んだ松葉さんの力作たち。本物の角を差し込んだという大きな牛の顔、まるで瓦のように色付けされたえびすさん、ひょっとこ面など、大小さまざまな作品が並ぶ。

 色付けされたヒョウタン、持ち手を回すとくるりくるりと回転する仕掛けの傘も面白い。手作り感にあふれるにぎやかな玄関が、ものづくりに熱中してきた日々を想像させてくれた。

 洋間にも仏間にも、作品がずらり。置物、キャラクターのキーホルダーなど「これいいな」と思ったらすぐに見本にして、木を彫った。「これが本物で、こっちがニセモノよ」と自身の作品を指さしにっこり。どれも1本の木を切り出して作るため、1カ月ほどかかったこともあったが、完成したときの達成感は最高だったという。

 「力がいる作業だから」と彫刻から手を引いた後も、千個以上作ったという結束バンド製の籠は、さまざまな人に配って喜ばれた。現在はチラシを正方形にカットした紙で箱や傘、手裏剣などを次々と折る。

 「紙は硬い方がいい」「ふたを作るときは2ミリぐらいずらして」。定規を使って折り目を正確に付けながら、細かく折る姿は真剣だ。今年10月で96歳。材料は木から紙に変わったが、まだまだ創作意欲にあふれている。

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