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2023年年頭インタビュー(21)−末次稔旭化成延岡支社長

本紙掲載日:2023-02-21
1面

「安心」こそが地域貢献の第一歩

◆県の人口減少問題、当社にとっても最優先課題

−−創業100周年の大きな節目を迎えた昨年はどのような一年でしたか。

旧年中は2020年から続くコロナウィルス問題が依然長期化の様相を呈し、さらにウクライナ危機、中国ロックダウン、急激な円安など世界情勢の変化の波が押し寄せ、原燃料の著しい高騰による物価高も私たちの生活を直撃しました。加えて9月には台風14号が襲来、本県でも多くの方が被災されました。改めましてここにお見舞いを申し上げ、一日も早い復興、復旧をお祈りいたします。世界中がパンデミックや激甚化する自然災害の脅威に見舞われる昨今、旭化成グループビジョンでもある「健康で快適な生活」と「環境との共生」の実現を通じた社会課題の解決の重要性を痛切に感じさせられました。
そのような中、私たち旭化成は創業100周年を、ケーブルメディアワイワイは開局30周年を迎えさせていただきました。諸先輩方が一つ一つ積み重ねてこられた歴史の重みを実感すると同時に、何よりも今日ここまで支えていただいた市民の皆さま、関係各署、各社の皆さまに心中より感謝申し上げる次第です。
一方で、関係会社での爆発事故、工場での火災等大きな事故を発生させ、多くの関係する皆さまにご心配とご迷惑をお掛けしました。改めましてここにおわびを申し上げます。安全安定操業による「安心」こそが経営の大前提であり、地域貢献の第一歩であることを改めて全従業員で共有、徹底した再発防止を図り、信頼回復に努めてまいります。

−−開館した野口遵記念館に期待する役割についてお聞かせください。

旭化成の創業者である野口遵翁をより多くの市民の皆さま、特に子どもたちに知っていただくことができることを大変喜ばしく思っています。道路も車も建設重機もない時代の水力発電所建設やカザレー式アンモニア合成方法の特許権取得から延岡工場建設など、野口遵翁の生涯は「誠実・挑戦・創造」の連続であり、まさに当社の大切なDNAとして次世代へとしっかり引き継いでいかねばならない価値観であると思っています。
野口遵記念館が文化活動や市民交流の場として地域活性の一助となり、ひいてはさまざまな機会を通して若い人が成長する場となることを期待しています。

−−2050年のカーボンニュートラル実現について、延岡・日向地区での進捗(しんちょく)はいかがですか。

旭化成グループではカーボンニュートラルでサステナブルな世界の実現を目指し、「事業活動におけるGHG排出量削減」と「社会のGHG排出量削減への貢献」の2方向から取り組んでいます。前者では30年度30%以上削減(13年度比)と50年でのカーボンニュートラル実現が目標です。当社最大の生産拠点である延岡・日向地区では、30年目標に対して既存技術の活用を中心とした取り組みを推進中であり、計画通り進捗しています。例えば、自家発電設備については火力発電所群の燃料転換、水力発電所群の高効率設備への更新を、各工場についてはプロセス由来のGHG削減や省エネ活動を進めています。50年へ向けては全社のプロジェクトチームと協働で、新たな技術開発を含めた中長期的に取り組むべき課題について検討しています。

−−市場や国際情勢を含めた2023年の展望、抱負をお聞かせください。

旭化成グループでは、長期的に目指す姿とそれに基づく次の3カ年の方向性を示す「中期経営計画2024〜BeaTrailblazer〜」を策定し、22年4月よりスタートさせました。Green(グリーントランスフォーメーション)、Digital(デジタルトランスフォーメーション)、People(「人財」のトランスフォーメーション)の視点から経営基盤強化を図る計画で、具体的な課題解決にまい進していきます。
特に、宮崎県の人口減少問題は都市部への人口流出も重なり大変深刻な状況にあり、ここ延岡・日向地区を最重要拠点とする当社にとっては最優先課題と考えています。デジタルの活用およびこれをけん引する人材育成と併せて、当社固有の問題解決としてではなく、関係する産官学が一体となった地域連携での活動に貢献できればと考えています。

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