良き伴侶に恵まれて

結婚５０年の夫婦を祝福−金婚者を寿ぐ会

◆これからも健康で仲良く

　延岡市の第５２回金婚者を寿（ことほ）ぐ会が２１日、同市川原崎町のガーデンベルズ延岡で開かれた。結婚して５０年を迎えた夫婦が苦楽を共にしたパートナーに感謝し、記念すべき大きな節目を祝い合った。主催は市公民館連絡協議会（佐藤進一会長）。

　対象となった夫婦は１９７３（昭和４８）年に結婚した市内１０地区の２６３組。式には、そのうちの１１２組が出席した。

　佐藤会長は「皆さんが健康長寿でプラチナ婚式を元気に迎えられることを願っている」とあいさつ。読谷山洋司市長が、東海地区の西野公康さん（７８）・美保子さん（７６）夫妻に頌詞（しょうし）と花束を贈った後、「皆さまがこれまで培ってきた経験は市にとって宝物。皆さまの経験から助言またはさまざまな活動をし、私たち後輩をさらに導いてほしい」と祝辞。続けて、本部仁俊市議会議長と市区長連絡協議会の森口正輝会長も祝福の言葉を贈った。

　金婚者を代表して恒富地区の浅田良信さん（７３）・京子さん（７１）夫妻が登壇。良信さんは「私たちが結婚した昭和４８年は高度経済成長期。あれから５０年がたった。良き伴侶に恵まれ、山あり谷ありの人生を頑張ってきた。これからも健康で仲良く末永く過ごしていきたい」と謝辞を述べた。

　式後、花柳流慶扇會の花柳慶次松会主が祝舞、ハウオリ四倉明美フラスタジオの生徒がフラダンスを披露。今年も新型コロナウイルスの影響により会食は行わず、代わりに弁当が配布された。

　１９７３（昭和４８）年は、日本赤軍によるドバイ日航機ハイジャック事件や江崎玲於奈さんのノーベル物理学賞受賞などがあった年。市はこの年、市制施行４０周年記念式典で緑化都市宣言をした。