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(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
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1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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名将の下で目指した全国大会
◆66年、青森インターハイ−学習院との大接戦
宮崎市であすから開催されるシニアサッカーの第17回O―70(70歳以上)全日本大会。そのグループリーグで宮崎県選抜O―70(開催地代表)とSFL墨東O―70(関東地域第1代表、東京都)が対戦する。両チームには1966(昭和41)年、青森県で開催された全国高校総体(インターハイ)で、同じピッチに立った延岡工業高と学習院高等科(東京)のOBも選手として名を連ねている。当時を知り、今も両OBとの交流を続けている延岡工OBの歳納繁太さん(73)=延岡市出身、東京都西東京市在住=が、青森インターハイでの思い出や、心待ちにしている大会への思いを寄稿した。
◇57年の歳月を経て宮崎の地で再び
私は、延岡向洋高校が延岡工業高校に校名を変更し、その第1期生として1965(昭和40)年4月に入学しました。
在学中はサッカー部に所属し、3年間、強い絆で結ばれた仲間と厳しくも充実した日々を過ごすことができました。
名将、故喜多誠意先生の下、「目指せ全国大会出場」を合言葉に猛練習に励み、宮崎県の代表としてインターハイ(全国高校総体)や国民体育大会において、その成果を遺憾なく発揮することができました。卒業以来、今も色あせることなく、当時の仲間と交流が続いています。
延岡工は66(同41)年、青森県で開催されたインターハイに幸運にも出場することができました。1回戦の対戦相手は東京代表の学習院高等科で、心に残る大接戦を演じました。結果は、残念ながら延長後半にPKを与え、0―1で敗れました。
その年の東北地方は冷夏で、日中の気温15度と低く、南国宮崎の35度を超える中で練習してきた私たちにとっては、過酷な気象条件だったことが印象に残っています。コンディショニングの難しさも体験することができました。
それから57年の歳月が過ぎ、それぞれが人生の中で生涯スポーツとして、体を鍛え、技を磨き、チームメートと楽しみを共有し、年齢別の大会に挑戦する姿に感動する方は多いのではないかと思われます。
このたび、宮崎市の旧シーガイア・オーシャンドーム跡地に整備された「アミノバイタルトレーニングセンター宮崎」(県屋外型トレーニングセンター)で開催される70歳以上の第17回全日本O―70サッカー大会(12〜14日)で、延岡工サッカー部OBと学習院サッカー部OBが、再びグラウンドで交流することになりました。
宮崎選抜O―70(開催地代表)には延岡工OBから寺田巧さん、宮越祥二朗さん、寺田博己さん(67年の福井インターハイに出場)が、SFL墨東O―70(関東地域第1代表・東京都)には学習院OBから吉川誠さん、林道男さんが選出されています。
今回の寄稿のきっかけは、青森インターハイに出場していた私と、学習院のGKだった伊達定満氏の奇遇に始まります。
78(同53)年、私が東京で保健体育の教師として在職していた高校に、伊達氏のめいごさんが入学。担任となった私が自己紹介した時の話題の一つとして、青森インターハイで学習院と対戦した時の話をしたところ、後年、その大会に叔父に当たる伊達氏も出場していたことが分かりました。
それが縁で、60歳ごろから伊達氏の紹介で、月1回の交流試合に参加するようになりました。青森インターハイ当時、学習院の監督だった鈴木勇作氏をはじめ、学習院チームの皆さんに温かく迎え入れていただき、サッカーを楽しむことができました。
しかし、残念なことにここ3年間は新型コロナウイルスの影響で、交流試合は一度もありませんでした。そうした経緯もあり、今回の全日本O―70サッカー大会で、両校の選手を代表して対戦が実現することは、ドラマチックな再会と言えるのではないでしょうか。
そして今回、宮崎選抜チームを率いるのは松崎博美さんです。松崎さんと言えば、第91回全国高校サッカー選手権大会で鵬翔高校を宮崎県勢初の全国制覇に導いた名監督です。
これらが、SFL墨東O―70との対戦をさらに熱くしてくれるものと期待しています。私も会場で仲間たちの姿を目に焼き付けたいと思います。