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看護職の魅力、県民に発信

本紙掲載日:2023-05-22
8面

4年ぶりにPRイベント−県看護協会

 看護の魅力を発信するイベント「みやざきナースToday2023」は14日、宮崎市の宮交シティで開かれた。家族連れや買い物客など大勢が来場し、保健師や助産師、看護師など看護職の仕事に理解を深めていた。主催は県看護協会。

 県民や進路を選択する若者に看護職の魅力をPRしようと、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、1990年に制定された「看護の日」(5月12日)に合わせて実施。新型コロナの影響で4年ぶりに開かれた。

 会場のアポロの泉では血管年齢や骨密度測定、血圧、体脂肪の測定、健康相談などコーナーがあり、多くの市民が健康チェックに利用。助産師や保健師、訪問看護師、災害支援ナースなどのブースでは、各職種の活動内容などが紹介された。

 乳児モデルを使った抱き方やオムツ替え体験、キッズ用のナース服を着て記念撮影できるコーナーは子どもたちに人気。マスコットキャラクターの「みやざき犬」や「かんごちゃん」も来場し、「看護の日」のアピールに一役買っていた。

 「TSUTAYABOOKSTORE宮交シティ」会場では、本を通して看護の魅力を伝える「本で触れる看護の世界」や、看護進路の相談コーナーを実施。また、救急看護認定看護師によるAED(自動体外式除細動器)の実演指導と体験会は多くの家族連れが参加していた。

 県看護協会の中武郁子会長は「イベントを通して多くの方々に看護の仕事を理解していただくとともに、若い人が『将来は看護職を目指したい』と思っていただけたら」と話していた。

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