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上陸、産卵を確認−延岡市の長浜海岸

本紙掲載日:2023-05-30
1面
台風接近に備え、卵を移設するために掘り出す河野会長(中央)ら
砂浜に残るラッセルと呼ばれるアカウミガメの上陸跡

県天然記念物・アカウミガメ

◆市内では初、昨年より6日遅く

 延岡市の長浜海岸で28日未明、県指定天然記念物アカウミガメの上陸、産卵が確認された。5日に新富町、24日に日南市で確認されたのに続き、県内では今季3カ所目、市内では初めて。昨年より6日遅かった。

 上陸したのは同海岸南側の砂浜。「ラッセル」と呼ばれる、手足で砂をかき分けて進んだ跡が、波打ち際から約30メートルにわたって付いているのを、県から調査を受託している同市野生動物研究会(河野正会長、5人)の会員、山本達夫さんが見つけた。

 「新富と日南の上陸を聞いて、延岡もそろそろだと思っていた。これから長浜にたくさん上陸してくれるとうれしい」と河野会長(83)。

 同研究会は翌29日、産卵したと考えられる場所を市職員の立ち会いで掘り、ピンポン玉のような白い卵(直径3・5センチ)111個が産み付けられているのを確認した。ラッセルの幅70センチ、卵のサイズからも、母ガメは小型だったと考えられるという。

 卵を移設すると、ふ化率が下がるという研究結果があることから、近年はほぼそのままにしているが、今回は、接近中の台風2号による高波で砂がえぐられ、卵がさらわれる可能性が高いため、2メートルほど高い浜崖(はまがけ)の斜面に移した。

 無事なら65〜75日でふ化するという。産卵期は8月中旬ごろまで。同研究会は、方財−新浜約7キロを5区に分けて、会員1人が1区ずつ担当。最後に産み付けられた卵がふ化する10月末まで担当区を毎日観察し、上陸数と産卵数を調べる。

 河野会長によると「アカウミガメは人間以上にデリケート。刺激を受けると、上陸しても産卵しないで戻っていってしまう」という。「浜への車の乗り入れは絶対にやめてほしい。ライトを当てることや花火も良くない。もしも産卵に遭遇したら、いたずらせず見守ってほしい」と呼び掛けた。

 調査が始まった1988年から昨年までの延岡市への上陸・産卵数の累計は、上陸1617に対し産卵1263で産卵率78・1%。しかし一昨年は上陸11、産卵5、産卵率45・5%で、産卵率は過去最低だった。昨年は上陸26(方財4、長浜19、新浜3)、産卵15(方財2、長浜11、新浜2)、産卵率は57・7%。

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