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のべおか七夕まつり、大にぎわい−9日まで

本紙掲載日:2023-07-04
8面

会場彩る竹ざさ、願い事でいっぱい

◆8日は土曜夜市も

 延岡市の山下新天街で始まった「第66回のべおか七夕まつり」はメイン開催日の1、2日、催し物や出店が並んだ。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられて以降、市内では初の大規模なイベント。浴衣や甚平姿の子どもも目立ち、会場を彩る竹ざさは来場者の願い事でいっぱいになった。

 まつりは1日に開幕。激しい雨の影響で出足は緩やかだったものの、雨もやみ、出店も並び始めた夕方ごろから徐々に人が増え始めた。

 今山八幡宮東参道では、市民グループ「のべおか彩の会」(石田武久会長)がペットボトル灯籠の温かな明かりで石段にハートや天の川を描き、訪れた人たちは幻想的な雰囲気を写真に撮るなどして楽しんだ。

 祇園町銀天街では、同商店街協同組合(山本晃久理事長)が土曜夜市を開催。豪華景品が当たる福引きやピンボール、ダーツなどのゲームが行われ、子ども連れの家族らの列ができた。

 翌2日は天候に恵まれ、朝から家族連れらで大にぎわい。気温が上がる中、時折、アーケード内に風が吹き込むと、飾りが涼やかに揺れ、訪れた人たちを喜ばせた。

 子どもたちが書いた願い事を山下新天街がかなえる目玉企画には、予想を上回る人たちが参加。専用の星形の色画用紙が所狭しと飾られ、「足が速くなりたい」「お菓子をいっぱい食べたい」「電車に乗りたい」などかわいらしい願い事が並んだ。

 興梠貴士実行委員長は「ここ数年よりスケールアップして祭りが開催でき、来場者も多く、楽しんでもらえて良かった」と話した。

 まつりは9日まで。8日夜には土曜夜市が行われる。

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