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ヒメユリあでやか

本紙掲載日：2023-07-05

1面

高千穂町五ケ所に咲くヒメユリ（４日）

保護団体が十数本確認－高千穂町五ケ所

　標高約８００メートルの高千穂町五ケ所でヒメユリが咲いた。高原のそよ風にふわふわと身を揺らし、あでやかな朱色の彩りを放っている。

　西日本の一部地域に分布するユリ科の多年草で、６、７月ごろに開花。３～４センチの花弁６枚を杯状に開いた姿が星に見えることから、別名「ヒカリグサ」とも呼ばれる。

　五ケ所高原は自生地の南限とされ、ヒメユリが咲き誇ることで知られたが、盗掘や鹿の食害でめっきりと個体数を減らした。現在は県版レッドデータブックで「絶滅危惧ⅠＡ類」、条例で「指定希少野生動植物」に指定され、利己的採取等は禁じられている。

　地元の自然保護団体「五ケ所高原ゴマ姫の草原を守る会」（２１人）の甲斐英明会長、（７４）によると、今年は例年並みの６月２８日に開花。その後、十数本を確認した。花期は開花から約１週間とはかなく、環境保護の観点から場所の公表もしないため、一般の観賞は難しいという。

　「私たちが子どもの頃から親しんできた鮮やかで美しいヒメユリを何としても守り、次の世代へ受け継ぎたい。足を運んでもらうことは大歓迎だが、もし見つけても静かに見守ってあげてほしい」と呼び掛けている。

ヒメユリあでやか

五ケ瀬スキー場、２０日オープン

主要地方道竹田五ケ瀬線－「土生工区」が改良完了

３季ぶりオープンへ準備着々－五ケ瀬ハイランドスキー場

次は「あんなばうどん」－来年の地蔵尊大祭で販売へ

正月生花の競り活気－延岡生花地方卸売市場

新酒の仕込み本格化－延岡市の千徳酒造

東郷診療所－グランドオープン

霜月祭で神楽を奉納－五穀豊穣や地域の安寧願う

雄大な景観を舞台に夜神楽－高千穂町岩戸

活力あるまちをデザイン－魅力や伝統、ＳＮＳ発信ＰＲ

五ケ瀬スキー場、２０日オープン

エンクロスで「冬のおはなし会」－延岡

楽しい海外のクリスマス－外国人と交流

重機使う仕事「すごい」－日知屋東小で出張講座

機能別消防団員に任命－九州医療科学大の学生１８人

ＦＣ延岡ＡＧＡＴＡ－エンクロスを〃ジャック〃

ものづくり科学に関心－川島小で体験学習

風化する戦争の記憶継承－ステージ発表やパネル展

ポストのオブジェ塗り直す－西階幼稚園

映像通報システム正式運用－延岡市消防本部

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