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宮崎市で完成披露試写会

本紙掲載日:2023-08-14
1面
映画の完成と18日公開を、ヒムカイザーらキャラクターと共にPRする出演者や制作関係者ら

「天孫降臨ヒムカイザーTHEMOVIE」18日公開

◆延岡では9月から上映予定

 門川町を舞台に制作された特撮ヒーロー映画「天尊降臨ヒムカイザーTHEMOVIE」の18日公開を前にした完成披露試写会が10日、宮崎市のセントラルシネマ宮崎で開かれた。出演者や制作協力、協賛企業ら関係者約50人が出席し、家族や仲間、ヒーローと人間など、それぞれの「絆」をテーマに描いた作品を楽しんだ。

 同映画は、宮崎や門川町の魅力の発信しようと企画され、昨年12月に撮影開始。宮崎の子どもたちにエンタメの楽しさを知ってもらおうと「こどもの夢応援プロジェクト」と題し、映画制作に携わる小中高生の職業体験者、応募総数225人から選ばれた演技経験なしの出演者らと共に制作した。

 試写会前に舞台あいさつがあり、制作者や出演者が撮影を終えた感想や見どころなど紹介。特殊能力を持つ「おずむ衆」の一人・阿久根啓右役を演じる延岡市在住の佐久間唯立さん(14)=岡富中学校2年=は「完成した作品を見るのは今回初めてなのでとても緊張する」などと話していた。

 エグゼクティブプロデューサーで同市出身の坂元英司さんは、「本作はキャストだけでなく、制作陣、キャラクターデザインまで、ほぼ全て宮崎出身者で作った本当の宮崎人のための宮崎の映画。国内外に進出していけるよう力を尽くたい」と感謝と意気込みを語った。

 試写会後、佐久間さんは「アクションシーンが多く、迫力があって感動した。自分の演技を見て恥ずかしさもあったが、やり切れて良かった。将来は特撮映画の制作に関わる仕事がやりたいので、今回の撮影を通じて経験が積めて良かった」と目を細めていた。

 映画「天尊降臨ヒムカイザーTHEMOVIE」は、宮崎市のセントラルシネマ宮崎、ワンダーアティックシネマの2館で18日から公開。9月からは延岡市の延岡シネマなどでも上映が予定されているという。

【ストーリー】
宮崎の北部に位置する門川町には、ほんの少し特殊能力を持つ子どもが集まる放課後学校があった。その能力者たちは「おずむ衆」と呼ばれ、かつて神々と共に空からの侵略者を封印した者たちの末裔(まつえい)だった。
そんな中、「オッタマゲート」は闇の帝王を呼び覚ますため、おずむ衆の能力を利用し、神話最古の神殺し『カグツチ』の復活をもくろむ。
果たしてヒムカイザーたちは、オッタマゲートの陰謀を阻止することができるのか!?

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