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その人らしさかなえるには

本紙掲載日:2023-09-02
1面
講話をする岩谷医師

在宅医療の岩谷医師が講話

 延岡市内初となる在宅医療専門の診療所として昨年7月に開院した「縁(えん)・在宅クリニック」=北小路=の院長、岩谷健志医師(35)が8月26日、延岡市片田町のNPO法人ゆめの木(佐藤純子理事長)で「その人らしさをかなえる医療」と題し講話した。気軽に交流し、医療や介護について相談できる「暮らしの保健室」の取り組みの一環として、ゆめの木が主催。地域の人たち約30人が参加し、在宅医療への理解を深めた。

 縁・在宅クリニックは開院から1年を迎え、これまで約340人の患者に関わり、約80人をそれぞれの自宅でみとったという。岩谷医師は「予想以上のニーズに、思いを共有できるスタッフを増やしながら懸命に応えている」と現状を説明した。

 また診療の傍ら、人生の最終段階について考える「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」の普及に取り組んでいる。昨年6月に延岡市駅前複合施設エンクロスでワークショップを開いて以降、地域の人を対象に月1回程度、市内の公民館などで人生会議を開いている。しかし、「地域全体を見ると在宅医療への理解はまだまだ」と言う。

 この日は、実際の在宅医療の現場を写真で紹介しながら、さまざまなケースを分かりやすく伝えた。

 参加者は「もしも生きることができる時間が限られていたら――」との設定で始まる簡単な人生会議も体験。「死ぬ時の話なんて縁起でもない」「話したくない」と感じる人もいる中、初めはやや深刻な表情を見せていた参加者も、他の参加者の考えや選択を知っていくうちに場は次第に和み、やりとりは「どう死ぬか」ではなく、「(残りの時間を)どう生きていくか」へと展開していった。

 岩谷医師は「自宅で最期を迎えることがすべてではないし、正しい答えもない」とした上で、「『家族に迷惑をかけてしまう』『主治医に怒られそう』などのしがらみを一度取っ払い、自分はどうしたいのか率直に答えを出してみてほしい。そこから受けられるサービスが見えてくることで、かなえるためにはどうすれば良いのか、私たちも交えて進めていけたら」と呼び掛けた。

 暮らしの保健室は「学校に保健室があるように、地域にも保健室を」と2011年、高齢化が進む東京都内の団地で初めて開設され、その後、全国各地に広がった。ゆめの木には20年3月に開設され、健康に関するイベントや講話、オレンジカフェ(認知症カフェ)などが定期的に企画されている。

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