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あと7年ほどで回復か−90年代のベビーブーム世代に期待
◆専門家「あきらめないで」
絶滅危惧種で宮崎県の天然記念物に指定されているアカウミガメの上陸数、産卵数が全国的に減る中、今年は日向市でも激減。確認調査に取り組む市アカウミガメ研究会(児玉嘉嗣会長、会員8人)は強いショックを受けている。一方で専門家は、アカウミガメが性成熟する周期などを踏まえ「あと7年ほどすれば数は回復してくる」と予想。「保護活動をあきらめないでほしい」と呼び掛ける。
日向市アカウミガメ研究会は毎年5〜8月に、市内6カ所の砂浜で上陸と産卵の確認調査を行っている。記録の残る1988年以降、最も多かった年は2012年で上陸137回、産卵93回。その後、年々減り続け、昨年は上陸24回、産卵19回。
今年は上陸11回、産卵8回と、さらに減った。内訳は金ケ浜で上陸1回、産卵0回、お倉ケ浜の南と北で各上陸5回、産卵4回となっており、会員たちは「こここまで減るとは」と肩を落とす。
一方で、日本ウミガメ協議会会長で香川県の四国水族館館長の松沢慶将さん(54)は「全国的に減少傾向だが、悲観したり一喜一憂する必要はない」と語る。
日本沿岸で生まれたアカウミガメの子どもは、潮の流れも利用して北太平洋を回遊しながら成長し、性成熟する約40年後、雌は産卵のため再び日本沿岸に戻ってくる。
松沢さんによると、宮崎県内では1970年代に始まった保護活動により、アカウミガメの卵を食べる文化が見直された。その約40年後、実際に日向市でも2012年に過去最高の上陸数、産卵数を記録している。
また、1980年代からはアカウミガメの回遊ルートである北太平洋で公海流し網漁が始まり、アカウミガメなどの混獲が深刻化したが、国連決議を受けて93年から操業が停止された。
このような流れの中、1990年代にアカウミガメの〃ベビーブーム〃が到来。性成熟する2030年代に再び戻ってくると予想されるという。
混獲で犠牲になった1980年代生まれのアカウミガメが戻ってくるのが2020年代、まさに今であり「(30年代まで)あと7年ほどすれば数は回復してくるはず」と説明する。
「数の回復を見据え、私たちがすべきことは人間活動によるアカウミガメの事故死を減らすこと。産卵場所となる砂浜近くにアカウミガメが嫌う街灯などの明かりを設置しないこと」などと松沢さん。「保護活動をあきらめないでほしい」と呼び掛ける。