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五ケ瀬区間、いよいよ着工へ−九州中央道

本紙掲載日:2023-09-16
1面
工事着工が決定した九州中央自動車道の五ケ瀬区間(延岡河川国道事務所の発表資料より)

国道218号蘇陽五ケ瀬道路(約7・9キロ)のうち約3・3キロ

 国土交通省延岡河川国道事務所は13日、九州中央自動車道の国道218号蘇陽五ケ瀬道路(約7・9キロ)のうち、五ケ瀬西IC―五ケ瀬東IC(いずれも仮称)の「五ケ瀬区間」(約3・3キロ)について、工事着手が決定したと発表した。11月3日に五ケ瀬町三ケ所の町総合運動公園Gパークで着工式を行う。

◆着工式−11月3日、Gパーク

 蘇陽五ケ瀬道路は、熊本県山都町塩原の蘇陽IC(仮称)と五ケ瀬町三ケ所の五ケ瀬西ICを結ぶ延長約7・9キロ。国道218号に沿うように設計速度80キロの片側1車線道路を整備する。

 五ケ瀬区間は九州中央道の一部として広域道路ネットワークを形成し、災害発生時の緊急輸送道路や、線形不良箇所の解消による木材輸送など地域産業の活性化に寄与。移動時間短縮や走行性向上による地域間の観光振興も期待されている。開通期間は未定。

 2020年から国直轄で事業に着手。これまでに調査・設計や用地買収を進めてきた。

 九州中央道は、熊本県嘉島町―延岡市の総延長約95キロのうち、熊本県側の嘉島JCT―山都中島西IC(12・6キロ)、宮崎県側の雲海橋―平底(5・1キロ)と蔵田―延岡JCT(13・1キロ)が開通しており、開通率は32・4%となっている。

 一方、熊本県側の清和IC―蘇陽IC(いずれも仮称)、宮崎県側の平底―蔵田はまだ事業化されていない(未事業化率約24%)。

 沿線市町村やさまざまな関係団体が建設促進期成会を重ねるなどして早期開通を目指している。

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