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釜炒り茶「おいしい」−田原小5、6年生

本紙掲載日:2023-09-20
8面
田原小学校で開かれたお茶の授業
教わった入れ方を実践する児童

伝統製法学び、郷土愛育む−高千穂

 伝統文化を通じて郷土愛の醸成などへつなげようと、高千穂町立田原小学校(篠原光教校長、30人)の5、6年生9人は15日、校内で伝統の釜炒(い)り製法で作るお茶「釜炒り茶」について学んだ。

◆おいしいお茶の入れ方も実践

 釜炒りは、生の茶葉から煎茶を作る最初の加熱工程を「蒸す」ではなく「炒る」ことで仕上げる製法。芳醇(ほうじゅん)な香りとすっきりした口当たりを楽しめるが、蒸し製より手間がかかるため生産量は激減。現在は国内生産率0・3%以下と希少性が高く、〃幻のお茶〃とも言われている。

 この日は、同町上野の甲斐製茶園で昔ながらの釜炒り茶を製造する甲斐雅也さん(49)が訪れ、2千年以上前に中国で生まれたとされるお茶のルーツや種類を紹介。日本茶、ウーロン茶、紅茶の製造工程を説明し、それぞれ持参した茶葉で入れ方をレクチャーした。

 「水道水を使う場合はしっかりと沸騰させ、カルキを飛ばすことがおいしいお茶を楽しむこつ」などと教わった児童たちは、やかんの水が沸くとすぐさま実践した。

 3人一組になり、急須に茶葉6グラムと釜炒り茶のうま味が最も際立つという80度前後の湯を注入。1分待って急須を傾けると、澄んだ黄金色の日本茶が湯飲みを満たした。

 息を吹きかけながらそっと口へ運ぶと、「おいしい!」「いい匂い」などと弾む声が広がり、より香りが豊かになるという二煎茶や、甲斐さんが入れたウーロン茶と紅茶にも舌鼓を打った。

 5年生の新名泰鵬さん(11)は「普通のお茶よりうま味と香りが強くておいしかった。おじいちゃんとおばあちゃんがよくお茶を飲むので、教えてもらった方法で入れてあげたい」とにっこり。

 甲斐さんは「茶離れが進み、高齢化で生産をやめてしまう農家も多い。実際に急須で入れた釜炒り茶を味わうことで魅力を感じ、お茶の生産にも関心を持ってもらえたらうれしい」と話した。

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