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詩碑祭は従来規模で開催へ

本紙掲載日:2023-09-26
1面
詩碑祭の計画などを話し合った渡辺修三顕彰会の合同役員会

11月25日、渡辺修三顕彰会

◆顕彰会員銘板を設置

 昭和初期に詩壇の第一線で活躍した渡辺修三(1903〜78)を顕彰する「渡辺修三顕彰会」(渡部俊雄会長)は22日、延岡市稲葉崎町の事務局(東海幼稚園)で合同役員会を開き、第9回「詩碑祭」を11月25日に従来通りの規模で開催する方針を申し合わせた。

 詩碑は2013年3月、修三が営んだ茶園「黒岩園」跡を臨む大野町の広場に建立。15年から毎年、詩碑祭を営んでいるが、昨年まで3年間は新型コロナウイルス感染防止のため、役員らのみで縮小開催してきた。

 今年は第5回詩碑祭を参考にして、4年ぶりに市長や市議会議長、黒岩地区連協長ら来賓や子どもたちを招いた従来規模の実施計画を協議。東海さわやかコーラス(甲斐和代代表)が修三作詞「祝子川」などを披露することとした。

 また、詩碑建立翌年に顕彰会を結成してから10年の節目を記念して詩碑近くに建てることとしている、会員名を刻んだ銘板の設計案を確認。銘板はステンレス製で、詩碑祭でお披露目する予定という。

 黒岩園を再整備して栽培しているお茶を、詩碑にも刻まれた修三の代表作にちなみ命名した「天使たちのお茶」として販売する計画については、シカの食害などで見送ってきたが、来年5月こそは東海幼稚園や黒岩小中学校の親子らを招いて茶摘みをする考えで一致。

 茶園が広いため、まずはできる範囲で収穫して、おいしいお茶の入れ方教室などを通して交流し、オリジナルのパッケージも製作することとした。

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